元利均等返済について
住宅ローンの返済方法の元利均等返済の概要、メリット、デメリットについて。
住宅ローンの返済方法には金融機関が用意しているかしていないかにもよりますが、元利金等返済と元金均等返済の2種類があります。
このページでは元利均等返済の概要とメリット、デメリットを書かせていただきます。
■元利均等返済とは
まず住宅ローンを返済するに当たって融資額である元金を返済するという意識が高いかと思いますが、実際に35年のフルローンで住宅購入した場合の返済予定表で計算してみるとかなりの金額が利子になっています。
特に一般的に銀行の住宅ローンなどで利用される返済方法は今から書かせていただきます「元利均等返済」と呼ばれる返済方法で月々の返済額を一定にして、金利と元金を定額の毎月返済額の中で割り振ってローン返済を行います。
そのため元利金等返済は返済開始初期に元金よりも利子の返済割合が多く一向に元金が減っていかない返済方法なのです。
例えば返済開始初期には月々10万円の返済をしていたとして4万円が利子6万円が元金といったように10万円ずつ返済していても実際には6万円ずつしか元金は減少していないという状態なのです。
■元利均等返済メリット
1,融資額・住宅ローン審査に有利
住宅金融公庫やフラット35などの公庫融資がからむときの住宅ローン審査基準の中に「月々の返済額の5倍の平均月収があること」という目安があります。元利均等返済の場合は毎月の返済額が一定なので返済開始時の支払額が多い元金均等返済よりも融資限度額が多く、住宅ローン審査にも通りやすくなります。
2,返済計画が安定
元金均等返済の場合は返済開始時の毎月支払い額が大きくなり後々下がっていくという返済計画になってしまい、引越しや頭金、諸費用で経済的に一番圧迫される時期に支払いが多くなるということになり若干のリスクを感じます。しかし元利金等返済であれば毎月の支払額が変化することは無くローンを組んだ当初の毎月返済額の計画ですので当初の計画が無謀でなければ貯金の余裕もできますし安定しています。
■元利均等返済のデメリット
1,総支払額の増加
利子が高くても低くても毎月の返済額は変化しませんので元金の残りが多い支払い開始時には返済額のほとんどが利子という状態で一向に融資元金が減っていかない状態です。さらに変動金利型で住宅ローンを組んでいるときは利子の見直しで金利が上昇すればさらに利子の返済割合が多くなり総支払額が融資金額を超えてしまうことさえあります。これは最大のデメリットといえます。
■元利均等返済のまとめ
メリット、デメリットを書かせていただきましたが特に気になったのは、やはりデメリットの金利によって総支払額が融資額を上回ってしまうリスクを秘めているという点でしょう。
しかしながら融資金額を減らすためにできるだけ頭金を多く入れる、計画的に貯金して繰上げ返済を早期に行うなどでいくらでも対策はできます。
この対策というのも月々の返済額が一定にでき、初期の負担が少ない元利均等返済だからこそできる対策です。初期支払額が多い元金均等返済であれば経済的にかなり余裕が無いとできないかと思います。
よって貯金、繰上げ返済を計画的に行えるならば総支払額が多くなってしまいがちな元利金等返済もメリットは多く、その計画も立てやすいと言えます。