欠陥住宅リスクの比較

マンションと一戸建て、欠陥住宅のリスクを徹底比較してみます。

耐震構造偽装問題発覚後は急激に感心の高まった欠陥住宅の問題。マンションだけではなく一戸建てについての欠陥住宅リスクも挙げた上でマンションと一戸建て、欠陥住宅のリスクが大きいのはどちらか徹底比較します。

■マンションの欠陥住宅リスク


1,マンション建設初期から確認ができない

マンションは一戸建てで言えば全て建売状態で現物を外観から確認して気に入ったら購入、又は別館のモデルルームなどを参考にして購入を決めます。

マンションの建設初期段階から基礎や構造の確認をしに来る人はそういませんし、そのような段階ではプロの立会いを拒むこともあるようです。

また本格的に売り出すときにはもう基礎や構造体は出来上がっていたりしますのでマンションでは、一戸建ての注文住宅のように個人で建築現場に立ち会うことはまず無いでしょう。

よってマンションの耐震強度や構造の安定性など、欠陥や手抜きがないかは販売元の情報をただ信じるしかないのが現状のようです。

2,設計図と異なっていても欠陥が発見できにくい

上の1,項目と同様にすでにマンションが出来上がってしまっているので設計図を見せてもらっても外観から設計が明らかに変更されているなどの不審な点が無ければ発見は困難です。

姉歯の耐震構造偽装問題でも、耐震構造の偽装だけでなく建築現場でも設計図を無視した手抜き工事が行われていたように、本格的に調査しなければ欠陥が発覚しにくいというリスクがあるようです。

3,欠陥が発覚したときに修繕が困難

欠陥が発覚した某耐震構造偽装問題ですが、マンションは鉄筋コンクリートがメインの建材ですので一戸建てのように耐震金具や耐力壁の追加で対応することはできません。

大きな欠陥が発覚して取り壊しなどになったときに明らかに建築、販売側が悪くても規模が大きすぎて相手側が破産してしまう可能性が高く、十分な補償が受けられない可能性が高い。

■一戸建ての欠陥住宅リスク


1,建売では基礎段階からの確認ができない

一戸建て住宅はプロの同行で床下や天井裏を見れば大まかな欠陥は発見できます。しかしながら基礎段階での欠陥は工法、工程を見ているわけではないので本格的な調査をしないと発見がしにくいようです。

建売住宅ではすでに建物が建っているわけで、注文住宅のように購入者が決まっているパターンは少なく監視の目も無いので、欠陥住宅、手抜き工事の可能性は比較的高いと言われています。

2,建築工法によって個体のバラツキが大きい

住宅メーカーや工務店によって一戸建ての工法は多種多様です。一般的に認知されている2×4(ツーバイフォー)工法木造在来工法でも工法が融合していたりするため工法名が変わっており、どの工法に属するのかさえわからない場合もあります。

一般的に2×4(ツーバイフォー)工法はパネルを組み合わせて構造体を作るため職人の技術によるバラツキが少ないと言われていますが木造在来工法では職人の技術による個体差が出やすいため欠陥住宅のリスクも高くなるといわれています。

3,欠陥による症状の進行がひどい

木材が主な建築部材となっている一戸建てでは、シロアリ防虫剤や雨漏り、湿気対策など構造強度以外に欠陥があっても住宅の劣化が激しくなってしまう可能性が高いので、こういった欠陥のリスクはマンションよりも高いと言えます。

■マンションと一戸建てリスクの比較まとめ


姉歯元1級建築士のよる耐震構造偽装問題発覚からもはやマンション、一戸建てどちらが安全という概念はなくなってしまいました。

この事件の前は鉄筋コンクリートで作られているマンションの方が構造体の強度、耐震性などは一戸建てより高いという風評が一般的でした。

これからの時代は欠陥住宅のリスクを減らすために購入住宅は建築初期からのプロの専門家の立会いという手段がもっとも有効だと考えられます。

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