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ボディー、室内異音




ボディー、内装異音対策リスト

車のボディー、内装異音の原因と対策、簡易修理方法のリンクリスト一覧です

■ボディー、内装異音の原因、対策リスト一覧


ボディーのきしみ音原因

ボディー、内装関係の車の異音で悩みの種になりやすいボディー、ピラー、内装関係のきしみ音が出やすい車種や使用状況から原因の究明。

ボディーのきしみ音対策

車の異音修理の中でも困難とされているボディーからのミシミシ、ギシギシきしみ音の対策方法を簡易的な方法から、ちょっと本格的な最終手段までを公開しています。

内装からの異音

発生頻度としてはかなり多いと思われる内装異音の原因と対策。異音発生箇所を特定特定する方法などについても書かせていただきました。

フロントガラス異音

特定車種から出る異音などの比較的レアケースになりますがフロントガラス付近から出る異音の原因と対策。ガラスから聞こえてもそれ以外に原因がある場合もあります。

ドアガラス開閉時異音

車のドアガラス開閉時に出る様々な異音に対する原因と簡易修理方法について。開閉時に「キーキー」音などの擦れる音や下げた時のガコン音など。

走行時ドアガラス異音

ドアガラス開閉時ではなくドアガラスを開けて走行したときのガラスのばたつきなどによるガタガタ、カタカタ音の原因と対策方法についてです。

ドアチャック、ドアヒンジ異音

スライドドア以外の車のドア開閉時の異音について原因と簡易修理、解消方法を書かせていただきました。ほかのページも共通ですが簡易対策品も紹介しています。

スライドドア異音原因

最近普及が著しいスライドドア、電動スライドドアの異音対策について。ガラガラ、ゴロゴロ音が出るかたは使用環境なども関連しますのでこちらをご覧ください。

スライドドア異音対策

(電動)スライドドア異音の簡易修理方法と対策方法について。電動スライドドアの構造や簡易修理の推奨対策用品の紹介と使い方について。

バックドア開閉時の異音

バックドア開閉時のギギギ音、ギー音の原因と対策こちらです。簡易修理方法と推奨対策用品の使い方と注意点についても少し書いています。

走行中バックドア異音

走行中にバックドア付近からガタガタ音がする場合はこちらを参考にして下さい。バックドアの構造と異音の原因と簡易的な修理方法について。

車のシートきしみ音

シートに座った時やゆすった時、走行中にシートからきしみ音がする場合の原因と対策。簡易修理方法と推奨対策用品の使い方と注意点についても。

■内装、ボディー関係の異音全般について


上記のリンク先ページには一通り異音の原因と対策、簡易的な修理方法と修理用品使い方と注意点、各部位の構造を挙げさせて頂きました。

コレが全てではなく各部位をボディー、ルーフ、ピラー、フロア、シート、ドア、内装など細分化していくとキリがないほど異音発生箇所とその対策方法などはありますが、できるだけ網羅して皆様へ情報提供しようと考えています。

お困りの異音等がありましたら、こちらで解る範囲で原因と対策方法などを公開させていただきたいと思います。ただし個人運営サイトなので即座に対応することはできないことをご理解いただきたいと思います。

車のシートきしみ音

シートに座った時や走行中にシートからきしみ音、ガタガタ音の原因、対策について。

車の異音の中でも使用年数が多い車に良く見られるシートきしみ音やガタつき音ですが、異音がシート本体から出ていない場合、簡単に治ってしまう場合なども有ります。

原因を突き止めることで簡易的な解決や交換などの判断ができるように参考にしていただければいいと思います。以下シートきしみ音、ガタガタ音の原因と対策です。

■シートきしみ音原因


1,シートフレームのヘタリ

車のシートにはシートの骨格となるシートフレームが背もたれ部分と座席部分に2分割されています。その他の部分はほぼ溶接にて接合されています。

ということなのでシートフレームから異音が出る場合溶接部分の浮き、ひどい場合には溶接はがれなどが原因になってきます。ですがコレはレアケースです。

シートフレームのきしみ音の特徴は背もたれ部分によりかかる力が強くなった時に全体の歪みが出やすいため異音が出やすくなってきます。

2,シートスプリングのヘタリ

シートスプリングのヘタリは、シートのヘタリと同意義で使われます。長く使用することによってシートが沈み込んでしまう現象もシートスプリングのヘタリが原因です。

車のシートはベットやソファーのようなスプリングが無数に交差し組み合わさった構造で非常に頑丈でヘタリにくくなっていますが長期の使用などによって沈み込みや変形が起きることによってスプリング同士が干渉したりすることによって異音が発生します。

3,シートベルト異音

意外と多いのがシートのきしみ音と思いきやシートベルトからの異音です。人間の耳は狭い密室である車の中では反響、吸収などによって音の発生箇所を特定できにくくなっています。

シートからの異音だと決め付けずに疑ってみましょう。判断方法は簡単です。異音が出る条件の時にシートベルトバックルを片手で固定してみて異音が止まるか点検するだけです。

主な原因はシートベルトバックルの可動部分の当たり不良、潤滑不良などです。バックル根元部分はシートの前後に合わせてある程度前後に動きます。

段差やブレーキングなどでもシートベルトバックル部分は細かく動きますのでコレによってシートがきしんでいるような異音が出ることも稀にあります。

■シートガタつき異音の原因


1,シートレールのロック部ガタ

普通乗用車のシートには前後スライド機能がついていますがスライドさせた後に「カチャ」とロックされて動かなくなるはずです。

シートレールとシート部がロック機構によって勘合される音ですが、その勘合部分に遊びが多いと発進時やブレーキング時、段差が多い不整路などで「ガタガタ」という異音がします。

2,シートフレームのガタ

上記でも触れたようにシートフレームは通常座席部、背もたれ部の2分割された構造で繋ぎ目にはリクライニング機構がついています。

リクライニング機構はロック解除レバーを引いて背もたれを動かしレバーを戻せばロックという構造ですが、ロック部分に遊びやカタがあると発進時、ブレーキング時などにガタガタ音などの異音が発生する原因になります。

■シートきしみ音、ガタつき異音の対策


1,シートフレーム給油

シートフレームからのきしみ音は寄りかかったり揺すったりすることで異音が再現できるのが特徴ですので、シート表皮の裏側など作業が困難な場所でなければ大抵給油が可能です。

給油にはシート表皮に掛からないように細心の注意を払い浸透性が高い浸透潤滑油を使用しましょう。推奨する浸透潤滑油は特に効果の高いとされるラスペネRC-Pを推奨します。

またシートフレームだけでなくシートレールのきしみやボディーへの取り付けボルトの緩みなどが無いか確認もしておきましょう。

2,シートベルトバックル取り付け部のグリスアップ

バックル取り付け部分(スプリングワッシャーwithボルトon)は浸透潤滑油よりもグリスで対応します。構造的に浸透性が無くても十分効果を発揮できるためです。さらに負荷が強い可動部分なので油膜が弱い浸透潤滑油は適していません。

長期にわたって強力な減衰効果を発揮できるWAKO'S:V160 BPR ブレーキプロテクター などの硬めで粘性の高いグリスならば確実にきしみ音を解消できます。

可動部分と可動ストッパー部分に多めに塗布するのがポイントです。

3,シートガタつき対策

シートフレームやレールのガタツキ対策には分解が必要な上に有効な簡易処置が無いためあまりオススメできませんが、ガタツキが大きい部分にWAKO'S:V160 BPR ブレーキプロテクターなどの硬いグリスを塗布して減衰効果に期待するくらいしかありません。

基本的にガタやヘタリといった症状は消耗に対する交換と考えておいた方が良さそうです。

走行中バックドア異音

走行中にバックドア付近から「ゴトゴト」「ガタガタ」異音がするときの原因と対策

車の異音の中で多いのがゴトゴト、ガタガタなどの干渉音ですがナカナカ場所がつかめませんし、後ろに荷物を積んでいるからもしかしたらそのせいかも?なんて事で気がついていながら放置されているケースが多いのがバックドアからの異音です。

走行中に不整路で細かい衝撃を受けたときなどに発生しやすいのが特徴です。

■バックドアの構造


ハッチバック式のバックドアの通常の作りは上部2箇所がヒンジになっていてメインの支持をしており、開閉時に保持をするダンパーステーが左右に1本ずつ。

閉まっている時はドア側のドアロックとボディー側のストライカーが噛みあってロックを解除しないと開かないようになっています。

それに加えメール、フィメールwithストッパーがドアが閉じている時の位置決めと適度な反力を与えバックドアロック部のガタツキを防止しています。

■バックドア走行中異音の原因


バックドアが走行中に異音を発生させる可能性が高いのはメール、フィメールwithストッパーです。ドアロックとストライカー部分の可能性も有りますが、このような場合はロック解除時にガタが大きいとか解除が硬いという不具合が出るはずです。

何も異常は見られないのに走行中に異音がする場合などはメール、フィメールwithストッパーのあたり位置がずれていて異音がしている可能性が高い症状です。

位置ズレの原因はバックドア開閉時の衝撃によるズレやストッパーのヘタリなどによるものがほとんどです。

位置がずれているからといってドアが外れるなどの不具合は出ませんので放って置いても害はありませんが不快な異音ならば対策を施しましょう。

■バックドア走行中異音の対策

メール、フィメールwithストッパーの当たり不良があって異音がしている場合はバックドアが閉まっているときに両サイドのストッパー付近をググッと強めに細かく押して見ましょう。

ガタガタ音がするようでしたら異音発生箇所はめでたく確定です。早速異音対策をしてみましょう。

バックドアストッパーのへたりなどの場合交換が基本なので交換をして下さい。交換作業もDIY整備でできるような簡易的な作業です。外して着けるだけです。

1,位置調整による異音低減

メール、フィメールwithストッパーはボルト固定されていますが、緩めれば少しだけ位置をずらすことができるはずです。

もしできなくても金ヤスリなどで削って強引にボルト穴系を楕円に広げれば調整できるようになります。調整方法としては強く当たる又は反発力が生まれるほうに調整します。

例としては手前にずらせるタイプなら手前に、左右に当たりが出るタイプならあえてどちらかに寄せて片側に強く当たるようなずらし方で調整すると異音は出にくくなります。

ただし過度の調整はバックドアの閉まりが悪くなったりしますので確認しながら少しずつ調整してください。

バックドア開閉時の異音

バックドアダンパーステー不良による開閉時異音の原因と対策。

ハッチバック式の自動車のバックドア開閉時に「ギギギ」「ギー」「ガキ」などの異音を発生させるバックドアダンパーステーからの異音の原因と対策。

■バックドアダンパーステーとは


バックドアダンパーステーとはバックドアを開けた時に左右に2本あるステーのことです。

急激にバックドアが開閉せず、全開時には支えなくても支持できるようにオイルと窒素ガスが封入されており力が掛かった時に抵抗になるようになっています。

高級車などのボンネットにも同じ部品が採用されているケースも良く見かけます。

■バックドア開閉時の異音原因


バックドアを開けた時、又は閉めたときに「ギー」「ギギギ」「ガキ」などの異音が発生している場合は、バックドアダンパーステーに異常がある可能性が有ります。原因は以下の通りです

1,バックドアダンパーステーシール部の劣化による異音

異音原因の一つはダンパー部分のシールが劣化してしまい伸び縮みするときにシールが振動して「ギギギ」「ギー」という異音を発生させることです。

このような場合はダンパーステーに封入されている窒素ガス及びオイルがシール部分の劣化によって漏れ出してしまいバックドアが開いた状態が保持できないなどの症状が同時に現れることもあります。

2,バックドアダンパーステーリンク部のガタ

異音原因のもう一つはダンパーステーリンク部分のガタが有ります。一回異音が出てしまうとしばらくでないなどの症状もリンク部分の異音の特徴です。

原因は製品の強度不足、もしくはバックドア開閉時に無理な力を瞬間的に掛けてしまったことなどが原因になりやすいと言えます。

3,バックドアヒンジの抵抗過大

バックドアにも上部に2箇所ヒンジがあり開閉時にスムーズな開閉をできるようにしています。このヒンジも外気にさらされ汚れが付着しやすく動きも悪くなる可能性があります。

またサビなどの発生でも開閉時に異音が発生する原因となります。

■バックドア開閉時の異音対策


開閉時の異音は現象が出やすく確認もしやすいので対策としては交換が基本になりますが応急的な対策はできますのでいくつか挙げさせていただきます。

1,バックドアダンパーステーに給油

見た目でのシール部分の損傷や、バックドアを開けた時の保持する力が弱いなどの症状がなく異音だけが出る場合は給油対応で問題ありません。

ただし給油に鉱物油系の浸透潤滑油は厳禁です。ゴム部品の中で絶対に浸透潤滑油を使ってはいけないのがシール関係です。(サスペンションショックアブソーバーのシール、ブレーキキャリパー、ピストンシール部などが代表的です)

このため給油にはフッ素オイルというゴム部品を変質させずに浸透潤滑できる特殊なオイルを使用します。使用方法はシール部分又はダンパーステーに吹きかけて何度かバックドアを開閉するだけでOKです。

フッ素オイルが手に入りにくくシリコングリスを持っている場合はシリコーングリスでも代用できます。使用方法はダンパーステーに薄く塗って何度か開閉させるだけです。シール部分が潤滑され動きが回復します。

余分な油分は必ず拭き取ってください汚れを吸着するとシール部分が傷つきやすくなります。

2,バックドアダンパーステーリンクに給油

リンク系のガタは異音低減効果はあるものの回復するわけではないので一時しのぎ、現状よりはマシ程度の効果しか得られないと思っておきましょう。

リンク部分はむき出しのものも有れば、ゴムブーツが被っているタイプも存在するかと思いますが給油自体は楽に行えるタイプが多いはずです。

元々グリスアップされていると思いますが、WAKO'S:V160 BPR ブレーキプロテクターなどによって急激な動きを減衰して異音低減できる硬いグリスを使用します。

コレによって異音レベルは若干改善されます。音が小さい場合などはこの方法で完全解決する可能性も有ります。

3,バックドアステー交換方法


バックドアステーはボルト数本で止まっており、ボルト位置も作業性の難易度が低いものが多いためDYI整備の交換も可能な部品です。

ただしステーを外すとバックドアが下がってくるため支えるものを用意しておくか、2人で作業して支える人、外す人に分担しないと思わぬ事故で車を損傷させたり、怪我をする可能性がありますので十分に注意して交換作業をしてください。

※一人で支えながら作業できるほどバックドアは軽くありませんので注意

4,バックドアヒンジ清掃給油

汚れ吸着防止のためグリスは使用せずに浸透潤滑油を使用しますが給油の前に清掃をしておくとより効果的に浸透潤滑油が効果を発揮します。

バックドアヒンジは可動負荷も大きいため性能の高いラスペネRC-Pなどの浸透潤滑油を使用したいところですね。同様にして各ドアヒンジなどにも使用できます。

耐久性を気にせず異音の解消と動きの回復だけであればホームセンターで販売しているクレ556などでも効果を得られると思います。

スライドドア異音対策

スライドドア開閉時にガラガラ音、ゴロゴロ音などの異音対策方法について。

車の異音のなかでもスライドドアや電動スライドドアの増加に当たって増えてきた異音ですが一部簡易的に修理、対策できる不具合もありますのでいくつか挙げさせていただきました。

■スライドドア開閉時異音対策


スライドドアの異音の中で最も多いローラーからゴロゴロ、ガラガラ、キュルキュル異音の場合は給油が効果的です。完全にベアリングが損傷していたりローラー表面が異物噛み込み、破損している場合は効果がありません。

まず給油する前にしっかりと清掃を行います。清掃したら見える範囲で損傷やローラーの脱落がないか確認してみましょう。確認したら給油です。

給油方法としてはドア全開時状態にしてからドアを閉めながら給油するとローラー部が回転している途中に給油できるので、なじみが早いです。

このとき手や物を挟み込んだり周りの人を巻き込んだりしないか十分に注意しましょう。

異音発生ポイントは主にロア(下)ローラーです。ロアローラーはスライドドアの重量を一番受ける部分で次いでセンター、アッパーローラーとなっており、アッパーローラーにいたってはドアの位置決めと抜け出し防止が役目の大半です。

給油の推奨油種は掛かる負荷や使い勝手を考えるとグリスがいいのですが、ゴミを吸着してしまうと異音が悪化する可能性がありますので浸透潤滑油が無難な選択でしょう。

浸透潤滑油はホームセンターで安売りしているようなものでも全く構いませんが、頻繁に使ってもそんなに減るようなものでもありませんので効果の高い、フッ素配合、水置換性で高度防錆能力を発揮するラスペネRC-Pなどを1本持っておくと便利でしょう。

ローラーベアリングのシール部分にゴムパーツ使用している場合通常の浸透潤滑油ではシールを痛める可能性がありますので浸透潤滑油ではなくフッ素オイルという特殊な油脂を使用するのがベストです。

2,電動スライドドア駆動ワイヤーの給油

スライドドアを電動で駆動するに当たってワイヤーを使用しているタイプではセンターローラー、またはロアローラー付近に駆動ワイヤーが存在します。

駆動ワイヤーは巻き取りドラム式で開き方向、閉じ方向にワイヤーを巻き取ることによってスライドドアを開閉させています。

ワイヤーはスライドドア内に収納されておりワイヤーガイド部で掛かる力の方向を変えていますのでワイヤーとガイド部分の擦れる部分でキーキー、キュルキュル異音が発生しやすくなっています。

給油はラスペネRC-Pなどの高性能浸透潤滑油、又はフッ素オイルが最適です。グリスはその場では高い効果を発揮しますが汚れの吸着性が高いので後々異音が悪化する恐れがありますので使用しないでください。

浸透潤滑油は垂れてボディーに付着したらすぐに拭き取ってください。しみになる恐れがあります。その点垂れの少ないフッ素オイルはこのような場所には使用しやすく、汚れの吸着性も最小なのでもっとも適しています。

ガイド部分の給油で異音が消えない場合は見える範囲のワイヤーに一通りフッ素オイル又は浸透潤滑油を吹きかけてください。

3,電動スライドドアケーブルの異音対策

ドアが開閉する時に電源ケーブルも出たり入ったりするのでこのケーブルとドアですれるようなシュルシュル異音が発生する事があるのでこの部分を給油します。

給油と言っても給油方法を変えます。薄い布などにフッ素オイルを含ませてケーブル引き出して全体を拭きあげます。ついでにケーブルとの接触面も拭けたら拭いておきます。

これだけでOKです。鉱物油の浸透潤滑油はケーブルの被服などを劣化させる恐れが有りますので使用は控えておきましょう。

この部分はバイダスルブ、バイダスドライなどの粉末系乾燥潤滑のスプレーも効果的ですが白くなってしまうので見栄え(ドアを開けていないと見えませんが)を気にする方は止めた方がいいかもしれません。効果は抜群です。

スライドドア異音原因

(電動)スライドドア開閉時のゴロゴロ、シュルシュル異音の原因。

車の異音でもミニバン、ワゴンの普及で急増傾向にあるのがスライドドア異音です。特にスライドドアを開けるとき閉めるときの「ゴロゴロ」「シュルシュル」異音は多くなってきていますので原因をいくつか挙げてみたいと思います。

■スライドドア異音の傾向


スライドドアは荷重を支えながら抜け出しを防止してスムーズにレールオンして開閉できなければならないためアッパーローラー(上)センターローラー(中央)ロアローラー(下)の3点で支えられる構成になっています。

それぞれの役目は少しずつ異なりますがいずれが不良になっても異音が発生してしまいます。

スライドドア異音で多いのがゴロゴロ、ガラガラ音などのローラーに関する不具合による異音で、その次に駆動ワイヤー関係のシュルシュル・キュルキュル音などの異音です。

■スライドドア開閉時異音の原因


1,スライドドア重量

スライドドア関係の異音はスライドドアが流行り始めた当初から各自動車メーカーとも異音の発生に頭を抱えており、ユーザーの皆様も感じたことがあるのではないでしょうか?

原因の一つとしてスライドドアの重量が重いということと、スライドさせるために転がり抵抗の小さいローラーを使用しなければならないという悪い条件があるためです。

さらにローラー部には砂埃などが侵入しやすい場所になってしまうためローラーの表面が傷つきやすかったりスムーズな転がりを実現させているベアリングを損傷させてしまったりするため重量が重いという条件に悪条件が重なっています。

また最近では常識となってきているパワーアシスト、電動スライド、パワースライドドアなど各社呼び名は異なりますが自動開閉のスライドドアも更なる重量増加を助長してしまっています。

2,電動スライドドアの駆動ワイヤーからの異音

電動スライドドアは構造上重量が増加することは上に書いた通りですが電動スライドドアから異音が出るもう一つの原因は駆動モーターとワイヤーを使用している点にあります。

モーターが駆動時に発生させている音は正常に開閉するのなら問題ありませんがワイヤーは異音が出やすい部品の一つです。

スライドドアを駆動させるだけの力が掛かりますのでワイヤーが引っ張られている途中などで抵抗の大きい部分が出ればキュルキュル、シュルシュルという異音が発生します。

またワイヤーは外部の埃なども付着しますので巻取りを繰り返しているうちに、ある部分に埃が溜まってしまったりするのも異音発生の一因となっています。

3,電動スライドドアケーブル異音

電動スライドドア開閉時の異音原因はもう一点、電源ハーネスの存在です。電源ハーネスは複数の線が束になっており被服に包まれてケーブルのようになっています。

このケーブルはスライドドア開閉時にたるみが出て引っ掛かりなどのトラブルを起こさないように巻き取り機構がついています。ちょうどシートベルトのような感じです。

このケーブルが引っ張られてケーブルがドア内から出てくる時、収納されていく時に擦れる位置が悪いとシュルシュル音の原因となります。

4,使用環境(砂、泥、砂利、塩害)

工事現場で車を使用する事が多かったり、アウトドアに出かけることが多かったりする理由からスライドドアレールに砂、砂利、泥などが進入する機会が多ければそれだけローラーなどを痛める可能性が高くなるので異音発生リスクは大きくなります。

また海の近くに住んでいる場合なども塩害によるサビによって異音発生しやすい環境になっています。(塩害は車全体に関わる問題です)

したがって冬季の高速道路で凍結防止剤を巻き上げて走行する機会が多い場合も塩害と似たような症状(実際に塩害なのですが)が出ます。

■そのほかのスライドドア異音


以上がスライドドアを開けるとき閉める時の発生する異音の主原因ですが他にも建付けやロック部分の不良によって発生する閉める瞬間の異音なども存在しますがスライドドアの建付け調性は1人でDIY整備するには厳しい内容です。

板金後やドア修理後に異音が出るようになったなら速やかに申し出て建付けの確認などをしてもらいましょう。

建付けが原因でローラーに過負荷がかかって異音発生という2次災害的な故障が起きる可能性も少なからずあります。

走行時ドアガラス異音

走行時にドアガラスから「カタカタ」、「ガタガタ」異音の原因と対策。

窓を開けて走行していると走行風や路面の細かいギャップなどでドアガラス付近より「カタカタ」「ガタガタ」と気になる異音がする時の原因と対策について挙げさせていただきます。

一例ですがDIY整備でも十分可能なので参考にしてください。

■走行時ドアガラス異音の原因


1,ドアガラスとガラスランの隙間過大

ガラス全閉時であればガラス上端からも押さえつけられるためガタはなくなりますがガラスが少し開いている場合などはガラスの両端がドアフレームについているガラスランに挟まれて支持している状態になります。

よってガラスランとガラスの隙間が大きければ走行風の力や段差などの外部的な振動によってガラスが振れる量が大きくなり「カタカタ」という異音が発生する原因となります。

2,レギュレーターアームのガタ緩み

ガラスを支持して上下させているレギュレーターはドアの開閉の衝撃などで取り付けが緩んだり、力が掛かる部分なのでレギュレーターアームにガタが出る可能性があります。

このような場合はレギュレーターに取り付けられているガラスにも当然のことながらガタが出るため路面のギャップや走行風の影響を受けやすく異音が発生する可能性があります。

またドア上下時にも異音がするときやガラスというよりもドア内部から異音がするような場合はレギュレーターの可能性が高くなります。

■走行時ドアガラス異音対策


1,ドアガラスとガラスランの隙間調整

走行時ガラス異音の原因の大半がこの不具合です。しかもこの異音はDIY整備でも容易にできますので、もし走行時のガラス異音に困っている方は試してみてください。

まずガラスを一番下まで下げてガラスランを内側に引っ張って半分外します。このとき完全にガラスランをドア内から引き抜いてしまうと入れるときに大変になる場合がありますので注意してください。

ドアガラスフレームの内側に少々厚みのあるテープ(スポンジテープなどがベスト)を貼り付けてガラスランを組み付けます。

ガラスランとガラスの隙間過小で抵抗過大になって開閉速度が遅くなっていないか開閉確認してみます。少し当たりながら抵抗過大にならなければOKです。

まだ隙間が過大であれば少しずつテープの厚みを増やしていきます。一度に増やしすぎず、少しずつ調整していくのがコツです。

またドアガラスフレームではなくガラスランの内側に貼り付けていく手法でも同様の効果が得られます。ガラスランとドアガラスフレーム内側の形状によって使い分けましょう。

2,レギュレーター簡易修理

レギュレーターが原因の場合は交換が必要なケースが多いことを最初に断っておきます。まずドアトリムを取り外します。

レギュレーターはモーターと組みつけられておりドア内側にボルトで固定されています。これらのボルトは大抵ドアトリムを外せば増し締めできますので、緩み等がないか確認します。

緩みがない場合はアーム自体にガタや曲がりがないか確認します。ドアトリムを外した状態でガラスの上下をさせてみると干渉部分がないかなど確認しやすいかと思います。

簡易修理としてはレギュレーターを外してアームの変形を修正する、もしくは緩みがあれば増し締めするなどに限られます。

ドアチェック、ドアヒンジ異音

ドア開閉時に異音の原因となるドアヒンジ、ドアチェック異音の原因と対策。

車のドア開閉時に「ギー」「ギギギ」「カチャカチャ」という異音がする場合はドアヒンジやドアチェックバー、ピンの異常が考えられますので原因と対策を挙げさせていただきます。

■ドアヒンジからの異音原因


ドアヒンジとはドアの重量を支えながら可動する部品で、家のドアで見るとちょうつがいのようになっている部分にあたります。車のドアは通常2箇所のヒンジによって支えられています。

可動部分でありなおかつ外気に面しているため埃やチリも付着しやすく水分も着く場所であるため油分が切れると開閉時に「ギギギ」「ギー」という異音を発生させる原因となります。

■ドアチェック(ピン)からの異音原因


ドアチェックはドアの開閉範囲や開閉方向をガイドするための部品です2箇所のドアヒンジの間についている部品でボディー側にはピンで取り付けられているものが多いのが特徴です。

このためボディーの歪みやドアの立て付けが悪いとドアの開閉時にドアチャックからの異音が起こりやすく、思いっきり開いてしまったなどの過負荷でもピンにガタが出てしまい異音発生の原因となります。

■開閉時ドアヒンジからの異音対策


異音対策としては清掃給油が一般的です。まずヒンジ部分に大量に汚れが付着している場合は清掃して上げましょう。特別クリーナーなどを使用する必要もないでしょう。外見である程度きれいになれば問題ありません。

掛かる負荷を考えて油脂を選ぶのならグリスが望ましいのですが、グリスは粘性があるので汚れを吸着しやすいという欠点があります。

さらに異音が出ているような場合は汚れがヒンジ可動部の内部に侵入、又は水分によるサビの発生などが考えられますので浸透性に劣るグリスは使用に適していないと思われます。

したがって使用するのは浸透潤滑油の中でも耐久性の高く、水置換性という水分と保護油膜を置き換える性質を持ったラスペネRC-Pを使用するのが理想的です。

もちろんホームセンターで安く買える浸透潤滑油でも耐久性は劣るものの異音対策としては全く問題なく効果を発揮すると思います。

■開閉時ドアチャックから異音対策


ドアチチェックからの異音対策は二種類あります

1,チェックピンのガタによる「カチャカチャ、ガチャガチャ」異音対策

チャックピンのガタはドアを開きすぎるなどの過負荷を掛けた、使用による劣化などのヘタリによるものなのでチャックピンを交換するのが通常です。

応急対策としてはWAKO'S:V160 BPR ブレーキプロテクターなどのダンピング(減衰)効果が高く粘性のある固めのグリスをチャックピンに塗ってガタを制限します。チャックピンは摺動可動部分ではないので汚れを吸着しても問題ありません。

2,ドアチェックバーからの「ギー」「ギギギ」異音対策


ドアチェックバーはドアを開いた時にドアから出てくる開度制限部品ですが建てつけ不良やボディーの微妙な歪みなどが主原因となって異音を発生させます。

ほんの当たり不良などで異音が出ることがありますのでわざわざ建てつけの調整で対応することはありません。グリスの給油で解決しましょう。

可動部分ですがドアが閉まっているときにはドア内部に収納されているためグリスの給油でOKです。使いやすいスプレー式グリス、ワコーズのSSG シリコーングリース エアゾール A281などを給油しましょう。

ドアガラス開閉時異音

ドアガラス開閉時の「キーキー」「ギギギ」などの異音原因について

ボディー関係の異音の中では比較的多頻度に発生するのがドアガラス開閉時の異音で変形や故障を伴う症状です。

原因と対策についていくつか挙げてみますので異音解消の参考にして下さい。

■ドアガラス開閉時の異音原因


1,ドアガラスラン(ガラスゴム枠)の汚れ

ガラスランとはガラスのガイドになっているゴム枠のことですがガラスとの隙間に砂埃などが溜まると開閉の上下時に「キー」という異音が発生することがあります。

また天候や湿度などによって音が出たり出なかったりしますが、これはガラスランとガラスの摩擦係数の微妙な変化によって振動して異音が発生するか否かが変わってくるためです。

2,ドアガラスランの変形

ガラスランは強度と精度が重要な部品なのでこれらが最初から欠けているのなら材質、形状の不良としか言いようがないんですが、繰り返しの上下動とオートアップでガラスを上げた時の負荷を受け止めなくてはならないのでガイドがずれると変形の原因になります。

もう一つの変形原因として、ガラスの上下をさせているアームであるレギュレーターの故障変形などによってガイド位置がずれたりしても変形の原因となります。

3,ウインドウレギュレーターの故障

レギュレーターの中でも異音、故障が多いのがワイヤー式で絡まったりするとガラスが脱落してしまったり上下ができなくなったり、激しい異音を発生させます。

もう一つはワイヤー式ではなくギア駆動+渦巻状のスプリングを使用しているタイプでは「カカカ・・・コココ・・・」のようなスプリング同士が干渉しあう連続音の異音が発生することがあります。

4,ドア内部部品干渉

ドアは開閉時に衝撃が伴うため緩み等が発生するとドア内部で部品が脱落してしまう可能性があります。レギュレーターアームなどが上下時に干渉したりした場合には異音が発生する可能性があります。

「ガコン」「ガタン」などという大きな音は緩み、脱落などの異常が発生している可能性の高い異音であるといえます。

■ドアガラス異音対策と修理方法


ドアガラスの変形やレギュレーターの変形などが原因の異音については若干の修正はできるものの交換以外の解消手段はないと思ったほうがいいと思います。

ドアガラス開閉時異音で手軽に解決できるのは「キーキー音」です。この解消方法はガラスの開閉が抵抗によって遅い時にも有効です。

1,ガラス開閉時「キーキー」音対策

解消、修理方法は簡単です。ガラスを上下に開閉させながらフッ素オイルなどの摩擦繰り返しに強く、ゴム部品を侵さない潤滑油をガラスランとガラスの接触面にスプレーします。

潤滑油を指定した理由は通常の家庭に常備しているような「鉱物油」を含んだCRC系(クレ556とかです)の潤滑油はゴムを変質させるためゴム部品には使用厳禁だからです。

また外気と接触する摺動箇所であるためグリスなどを使用すると粘性があるため余計に埃を吸着してしまい後々動きが悪くなります。

よってガラスランに使用できる潤滑油は粘性がなく浸透性の高い、ゴムを変質させない潤滑油という条件になるのでオールマイティーに使えるフッ素オイルがベストということです。

フッ素オイルはガラスランだけでなく内装や革製品の艶出し(僕は車以外には使いませんが)なんかにも使える素材を侵食しないオイルです。

2,レギュレータースプリング給油

原因がレギュレータースプリングの場合はドアトリムを取り外してレギュレーターを露出させれば取り外さなくても給油できるケースも多いと思います。

給油はグリスタイプの方が確実で効果も長持ちしますが埃を吸着してしまうため浸透潤滑油でも効果はあると思います。グリスタイプならワコーズのSSG シリコーングリース エアゾール A281、浸透潤滑油ならフッ素配合のラスペネRC-Pが効果的でしょう。

以上がガラス開閉時異音の原因と対策になります。

フロントガラス異音

車の異音の中でもレアケースのフロントガラスからの異音の原因と対策。

車の異音の中でもフロントガラスからの異音はあまりないかと思いますが、もしもの時、少数の困っている方のために原因と対策を挙げさせていただきます。

■フロントガラスからの異音原因


1,内装との干渉


実際にフロントガラスから異音がするというよりも内装や外装と干渉することによって異音が発生することの多いのがフロントガラスからの異音の現状です。

内装の作りは各メーカによって異なりますがインパネとの間にスポンジを使用しているタイプの場合は異音が発生しにくいのですが、ゴムを使っている場合は擦れるような異音が出ることがあります。

フロントガラスは接着剤でボディーの金属部から浮いている形になってますので金属音のような異音はほかを疑ったほうが良さそうです。

金属干渉しているような場合はガラスの端部(4辺の端)から亀裂が成長していくような現象も見られ、欠陥である可能性もあります。

2,外装との干渉


フロントガラスと接している外装はカウルトップベンチルーバーといいエアコンの外気導入のダクトやワイパーモーターの目隠しになっている部品です。

この部品は車のデザインにもよりますが、そんなにしっかりと固定されているような部品でもありませんので、走行風や振動などでガタツキが出るとフロンとガラスに干渉して異音を発生させる可能性が高くなります。

■フロントガラスからの異音対策


1,内装と干渉している場合の修理方法


ゴムでシールされている場合はおそらく隙間がないので無理に何かを詰め込むのは破損の可能性があるのでオススメできません。

少し荒療治かもしれませんが、有効な手段としてはゴムを変質させずに潤滑できるフッ素オイルを使用します。異音発生部分にほんの一吹きで効果を発揮します。

どうしてもいう場合はCRC潤滑油の使用です。本来ならゴム部品へのCRC潤滑油の使用はゴムを膨潤、変質させてしまうため厳禁ですが、内装であり耐久性や水分の防止シーリングを目的としていない場合ならさほど問題はないでしょう。

使用するCRCは室内に使用するのですから間違っても潤滑油全開のニオイのものは避けたほうが無難です。無臭に近いCRC潤滑油のワコーズのラスペネRP-Lなどを使用しましょう。

ゴムの変質が気になるならシリコングリス塗布が一番なのですが、浸透性はいまいちなので塗るのが困難だったり、大量に塗ってしまうとゴミを吸着してしまうという欠点もあります。

取り外してシリコン系のグリスを軽く塗布。コレがベストなのですが作業性を考えるとスプレー式に依存せざるを得ないような気がします。

このことを考えるとゴムパーツを変質させず、さらに埃などを吸着しにくいフッ素オイルはスプレー式の潤滑油の中ではかなり重宝します。

2,外装と干渉している場合の修理方法


走行中にカウルトップベンチルーバーを押さえて異音の確認をすることはできませんので、まず部品を外してしまいましょう。

一般的な手順は、ワイパー根元の目隠しを取ってワイパー固定ナットを取り外し、ワイパーを外す。次にカウルトップベンチルーバー(以下ルーバー)の固定クリップを全数外してからクリップ勘合部から引き抜く。

ルーバーは数分割化になっていると思いますので外側から外すようにしてください。外した状態で走行をして異音が発生しなければ発生原因としては確定ですので異音防止作業をします。

ルーバーが外れた状態ではガラスの下端面が露出していると思いますので、そこに細工をします。ガラス下端にビニールテープやスポンジテープを貼り付けていってルーバーとの勘合遊びを少なくして完了です。

ルーバーとフロントガラスの勘合が爪の場合は爪にもビニールテープやスポンジテープを巻いてきつく勘合するように細工してください。

以上で作業完了です。

内装からの異音

インパネやメーターパネル、ドアトリムなど内装からの異音の原因と修理方法

車のボディー、室内関係の異音で一番発生頻度が多いのが内装からのカタカタ、コトコト、ミシミシなどという異音かと思います。

■内装異音の原因


1,コストダウンによる内装固定のクリップ化

昔から車に乗っている方はすでにお気づきかもしれませんが現在の車の内装はほとんどネジやボルトを使っておらずクリップに依存しています。

脱着などは簡易になり組立工程的にも少なくなるのでコストダウンのためにクリップ化したのでしょうが、それによる弊害が異音です。

異音対策でクリップの間にスポンジを噛ましたりクリップをきつめにして精度の向上をはかった内装も見受けられますがネジ固定だった頃に比べると異音は多いように感じられます。

2,ボディー、部品の消耗による歪み

走行を重ねるごとにボディー自体も新車時よりは歪んだりしますのでその影響によってどうしても内装も当たりが変化して異音が発生しやすくなってきます。

■内装異音の修理方法


1,異音発生部位の特定

まず異音が発生しているのは大体どのあたりなのかを特定します。作業は運転しながらしか出ない音であれば2人以上で運転手と確認する人に分かれて確認をすると効率が良く安全です。

また周辺を叩いたり、車を動かない状態にして揺する事により再現できればそれが一番確実です。

2,周辺の内装を取り外す

異音の発生部位が大まかに確定したら該当部分又は周辺の内装を取り外していきます。例えばドアから異音がするのならドアトリムを外して走行し、異音の発生状況を確認します。

現在の内装の取り外しは簡単ですが目隠しによってネジが見えなくなっている場合もありますので外し忘れのないようにディーラーなどで取り外し要領をコピーしてもらうのが一番の得策です。

アドバイスとしてはネジを外すのは簡単にしても、一番苦戦するのはクリップが硬くて取れないということだと思いますので必要な工具を揃えることです。

内装の取り外しにはクリップリムーバーモールリムーバーは必須になりますので必ず用意してから内装の取り外し作業に入るようにしてください。

3,内装を外して異音が出なくなったら

ズバリその外した部品関係に異音の原因が有ったということです。原因の詳細推定と対処方法は以下の通りです。

内装に干渉している配線やワイヤーが遊んでいた
配線やワイヤーを固定するか内装との干渉部分にスポンジテープなどを巻きつけることによって干渉音を防止低減させる。

内装を固定しているクリップに遊びやガタがあった
クリップにスポンジテープを貼り付けて当たり(はまり)を硬くする。ただし貼りすぎると硬くなりすぎてクリップが破損する場合がありますので注意しましょう。

内装と隣り合う部品との干渉などがあった
該当する部品や外した内装はキチンと組み付いていたか確認する。異常がなければ干渉しないようにどちらかを加工するか、建てつけの調整できるドアなどであったらドアのたてつけ異常の可能性が高いと思われます。

4,内装を外しても異音が出る場合

異音発生部位ではないということになります。他の内装を外してみるか、ボディーのきしみ関係の異音などを追ってくのが通常です。

原則的に外せる部品は外して異音を確認という作業の繰り返しになります。絞り込めない場合は他の異音を疑って作業する以外ありません。

ボディーのきしみ音対策

旋回時や不整路走行時の車のボディーきしみ音の解消、修理方法について。

車の異音の中でもっとも経験が必要で時間のかかる修理です。また修理マニュアルなどが存在しないので修理方法の一つとして参考にして下さい。

■ボディーきしみ音解消、修理方法


1,発生箇所を絞り込む

これが容易なら苦労はしません。発生箇所を絞り込むためにはきしみ音を再現させる感覚をつかみ、運転手と異音を確認する最低2人で発生箇所の特定をする。

きしみ音が発生しやすいのはスポット溶接で鋼板を張り合わせて強度を出しているピラーやルーフトップリーンホースです。

ピラーとは各窓の間にある柱がそれに当たります。前からAピラー、Bピラー、Cピラーなどと呼ばれます。右折時に視界の妨げになる憎いやつがAピラーに当たります。運転席、助手席のシートベルトがついているのがBピラーですね。

ルーフトップリーンホースは車両に対して横に走っている天井の骨組みですが、内装(ルーフヘッドライニング)に覆われているため見えません。

2,異音発生箇所付近をこじる

荒療治なんですが実際にきしみ音を修理する時は、ピラーについているウェザーストリップ(ゴム枠)を外して鋼板の合わせ面にドライバーなどを差し込んでこじって当たりを変えます。

自分の愛車に行うには勇気のいる荒療治ですがスポット溶接のはがれなどの目で見た不良箇所がなければこの手法が簡易的で有効です。

※ウェザーストリップは内装などがかぶっていなければ引っ張って簡単に取れます。

3,浸透性の高い潤滑油をさす

異音が出ている付近をこじるだけでも治る場合がありますが次の手はこじった隙間に浸透潤滑油を給油します。

グリスではなく浸透性の高い浸透潤滑油を使用すると効果的です。クレ556などはなじみの深い浸透潤滑油でしょうが、ニオイが気になる方はワコーズのラスペネRP-Lがオススメです。

ラスペネRP-Lは無臭で逆さでも使用できる噴射形式で場所を選びません。さらに水置換性で強力な防錆効果と耐久性を持ったワンランク上の噴霧式浸透潤滑油です。

直噴式でフッ素配合のラスペネRC-Pは若干のニオイはありますがもっともマルチに使用できて効果の高い潤滑浸透油です。

給油の際の注意点は、ルーフ付近に使用する場合は潤滑油がたれてルーフ内装に付着しないように十分注意してください。

ルーフ内装はほとんどが一体形成なので交換すると工賃も部品も高額です。

4,発泡ウレタン注入

コレは最終手段ですが異音修理以外でも自動車の静粛性を上げるためにフレームの空洞部に注入されている場合も有ります。

一般の方にはなじみがないかと思いますが、スプレーや専用のガンを使ってピラーなどの空洞部に発泡ウレタンフォームを注入し異音を解消する手段です。

発泡ウレタンフォーム の注入方法は内装を外すとピラーなどには必ず(ボルトやクリップが刺さるための)穴が数箇所あいていますので注入する穴以外はガムテープなどで完全にふさいで充填します。

完全硬化する前に内装を組んでしまうと硬化スピードに影響が出ますが構いません。ただし換気は数日間気をつけて行った方がいいと思います。

ウレタンフォーム注入はお金も時間もかかりますし難易度も高いのですが、異音解消以外にも車の静粛性が上がるなどの効果も期待できる一石二鳥の修理方法ともいえます。

5,車体剛性強化

スポーツカーなどではたまに見かけますがロールバーやピラーバーを組むことによってシャシ剛性をアップさせるか、スポット溶接がはがれている場合は溶接で強化する物理的な強化手法です。

ミニバンなどでもパーツが出ており、比較的容易に取り付けができてなおかつボディーのねじれ剛性に効果があるのはピラーバーになるでしょう。

気になる方は、高額なパーツでもないので探してみると自分の車専用のピラーバーが見つかるかもしれません。

溶接に関してはDIYで行うのは車両火災などのリスクを伴うので板金屋さんに依頼してしまうことを強くオススメします。僕自身溶接はできますが簡易溶接以外は依頼しています。

ボディーのきしみ音原因

旋回時や不整路走行時の車のボディーきしみ音の原因について。

車の異音の中でもっとも厄介なのがこのボディーのきしみ音です。旋回時や不整路走行時にボディーがねじれた時、又はねじれが戻った時に異音が発生しやすいのが特徴です。

■ボディーきしみ音の発生原因


1,ボディー形状による負荷が大きい

ミニバンやワゴンは構造上どうしても旋回時や左右に振られるような外乱を受けたときにボディーのねじれ量がセダンやスポーツカーのような低重心の車に比べると大きくなります。

ルーフトップ(屋根)までの距離が長いということは車の骨格であるピラーなどの部分も長くなってしまい、長くなるということはそれだけ、ねじれや曲がりなどの力に対する強度が弱くなってしまうことは容易に想像できるかと思います。

このようなねじれ、曲がりなどの力を多く受け続け、さらに変形量も大きいとなるとボディーの痛みも早くなり、きしみ音などの異音の発生原因となってしまいます。

これは構造上避けられない事態だと思います。ただし異音発生リスクが高いというだけで古くなればきしみ音がするというわけではありません。

2,過負荷走行によるボディーの痛み

積載量の多い車(過積載は言うまでもなく)、積載頻度の多い車、すなわち仕事で使うバンやレースやスポーツ走行メインで使用している場合は通常よりも大きな力が作用します。

積載車であれば遠心力や外乱でボディーがねじれた時に積荷の重さもボディーに作用するためボディーの痛みが早くきしみ音が発生しやすいというわけです。

レース使用車に関しては走行したことがある方なら解ると思いますが、例えばハイグリップタイヤを履いて足回りを固めて走行したとします。

限界を引き出そうとして走行すると足回りがしっかりしているほどボディーがよじれるのが解るくらいに感じ取れます。

元々ボディー剛性がかなり高い車はこの限りではありませんが、一部を改造して限界性能を引き出すような走行は想定外の負荷がかかるためボディーのきしみ音は発生しやすくなります。

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