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車磨きの手順、用品

車磨きの手順やポリッシャー、コンパウンド、バフなどの用品知識の詳細を公開。



バフ研磨時のバフ目対策

ちょっとプロ志向の方のための予備知識としてバフ目について触れておきます

■研磨によるバフ目とは


当ブログ内の記事、カーワックスの効果を引き出す研磨工程でバフ研磨について書かれていますがダークカラーの車の方はバフ目(磨き痕)が目立つと言う方がいらっしゃるかもしれません。

これはただ単にコンパウンド(研磨剤)が荒かったという問題は省かせていただた場合、記事内カーワックスの効果を引き出す研磨工程ではシングルアクションのポリッシャーを使ったことを前提に書かれていることが問題の一つであると言えます。

シングルアクションとはただ1方向に回転するだけの動きをするポリッシャーのことで、当然回転方向に磨き痕が残ります。

ダークカラーの塗装の場合この磨き痕が気になる場合が出てくるかもしれませんが、コーティング剤を施工することによってほとんど目立たなくなるはずです。

もともとコーティングをするための下地処理工程なので問題はないかと思いますが、どうしても気になるプロ志向の方は以下を参考にしてください。

■ダブルアクションポリッシャーについて


バフ目を出さないためにはダブルアクションポリッシャーで研磨作業を行う必要があります。

ダブルアクションタイプは主にエアコンプレッサーによる圧縮エアで稼動するエアツールであり(電動も多少動きは違いますが有ります)、家庭で保有するには少し大掛かりでお金もかかりますので現実的ではありません。

しかしながら本格的に自分でやってみたいのならば、車の補修などにもエアツールは非常に便利なものなので購入してみる価値はあるかと思います。

やはり現実的でないという人には電動のダブルアクションポリッシャーをオススメします。実は業務以外のときは管理人も電動のコンパクトツールのダブルアクションポリッシャーを使用していたりします。

■バフ目を出さない技術


シングルアクションでバフ目を出さないようにするには技術と経験が必要です。

実は管理人の私もそこまでの技術は持っておりませんが知識としては、熱によって塗装表面の収縮を利用してバフ目を埋没させる方法や磨き方向を規則的にクロス(分かりやすいのは縦横クロス法)させて光の反の方向を円ではなく拡散させて目立ちにくくする方法などがあります。

車磨きの手順・仕上げ編

超微粒子コンパウンドとポリッシャーで行うバフ研磨による車磨きの仕上げ手順。

まず前ページ「車磨きの手順、導入編」を確実に読んでから当ページ「車磨きの手順・仕上げ編」を読み進めてください。

■車磨きの仕上げ手順と注意点


1,車磨きの基本は上から

汚れ落としなどのスポット研磨以外では洗車もそうですが上からバフ研磨作業を行います。すなわちルーフ→各ピラー等→ボンネット→トランク又はハッチバック→クォーターパネル・フェンダー→各ドアパネル→バンパーのような順番です。

コレは拭き取りの際にコンパウンドの削りカス(バフカス)がでますので、最後にルーフの作業を行うとせっかく拭き取った下のパネルに白い粉が乗ってしまうためです。

こうした2度手間を防止するためにも上から下へが基本となっています。

2-1,コンパウンドによるバフ研磨手順

まず仕上げ手順で推奨されるバフは極細目ウレタンバフまたは仕上げ用ウレタンバフが最適です。

続いてコンパウンド(3M)は超微粒子コンパウンドまたはダークカラー用超微粒子コンパウンドを使用することを前提とします。

いずれも後者が濃色車対応品でポリッシャーについても素人でもバフ目を最小限に抑えるができ使いやすい電動ダブルアクションポリッシャー(管理人使用品コンパクトツール)を推奨しています。

コンパウンドをバフに適量つけてボディーに軽く塗りこんでからポリッシャーのスイッチを入れます。ボディーに接触させないでスイッチを入れたりコンパウンドの付けすぎはコンパウンドがまわりに飛び散ってしまいますので注意しましょう。

また磨きの途中はポリッシャーの動きを止めず一定速で横方向にゆっくりと1往復、前から後ろへ縦方向にゆっくりと1往復繰り返しコンパウンドで磨きこんでいき、この状態からコンパウンドが乾燥するまで全体的に磨きます。

押し付ける力もバフスポンジが軽く潰れる程度で問題ありません。強く押し付けると超微粒子であってもバフ目が深く付いてしまったりすることがあり、きれいに仕上がりません。

またポリッシャーは全開ではなく回転を落としてコントロールしながら使用してください。※推奨しているダブルアクションタイプは研磨力が少なく滅多なことでは焼きつきは起こりません。調整が無い場合はON、OFFで調整。

乾燥してコンパウンドが拭き取れる状態になったら放置して次のパネルの作業に移らず、一度ワックス拭き取り用のネルクロスで拭き取りボディーの塗装面の状態を確認します。

状態によって繰り返しこのバフ研磨を繰り返します。繰り返し行う場合は付着コンパウンドを放置せず完全に拭き取ってから再度仕上げ研磨を行ってください。

塗装の状態が悪く、どうにもならない場合は「車磨きの手順・導入編」の荒れた塗装の対処方法を行ってからこの工程に戻ってください。

※クリア塗装のはがれ、割れ、ベースカラーまで浸透したダメージはバフ研磨では対処しきれませんので磨き過ぎや焼き付きには十分注意してください。

2-2,手作業によるバフ研磨及び下地処理

ワックス、コーティングの下地処理の手作業は決して不可能では有りませんが、かなりの重労働かつ高難易度の作業であることは覚悟してください。

使用コンパウンドは超微粒子コンパウンドなどを使用して行うようにしてください。ムラの発生しやすい手作業に配慮したチョイスです。

手作業ゆえにスポットで磨きこんでしまいがちですが、うまく行うポイントは規則的に横方向縦方向に作業を進めていくことです。

どうしても取れない汚れなどをスポットで磨きこみたい時は、円を描くようにクルクル磨きこまず全体を磨く時同様に横縦研磨方法でスポット範囲を大きめに取って磨きこんで極力ムラの出ないようにしてください。

3,拭き取り工程

ボディーに残ったコンパウンドを拭き取ります。ボディー全体のバフ研磨が終わるまで放置するのではなくワンパネルごとに拭き取っていくことをオススメします。(必然的に上のパネルから拭き取ることになります)

コンパウンドは研磨時の熱なども手伝って乾燥してボディーに張り付きますので乾燥して時間がたつ前に手早く拭き取ってしまったほうが高効率です。

拭き取りにはタオルでも結構ですが、傷が付きにくく拭き取り性能抜群な専用クロス(ハイテック・フィニッシング・クロス)を使用してみましょう。注!)ワックス、コーティング用と兼用にしないようにしましょう。

全パネルがこの車磨きの手順を終えれば「車磨き」に関しては終了ですお疲れ様でした!・・・でも忘れずに以下の続きは読んでください。

■車磨きは何のため!?


上記、車磨きの手順が終了すれば車はおそらく今まで見たことのないくらいピカピカでしょう。しかし当サイトの車磨きはキレイにするというのが主目的では有りません。

ワックス・コーティングの前処理として一皮剥いてやるためです。それによりワックス、コーティングの乗りを良くして性能を100パーセント引き出す。コレが主目的です。

だから油脂分をカットしたノンシリコンコンパウンドを使用してのバフ研磨を行ったわけです。艶を出す、キレイに見せることが目的であれば艶出し材を含んだコンパウンドで磨けば一石二鳥です。

しかしながら私はリンスインシャンプーのように一石二鳥系の効果を狙うよりも、それぞれ特化した性能を持ったカー用品で役割を補うことが個々の最高の性能と効果を引き出すと思っています。

ノンシリコンコンパウンドで一皮向けた塗装は酸化しやすいので早いところあなたの考える最高のカーワックス、コーティング剤を施工してください。

きっと今までと違った性能を発揮してくれるはずです。このままワックス・コーティングを行う場合は「カーワックス・コーティング」カテゴリーに進んでください。

車磨きの手順・導入編

ポリッシャーで車磨きに入る前の注意点と確認事項。荒れた塗装面の磨き方の解説。

■車磨き工程前の確認事項


車磨き工程を始める前の確認事項です。カテゴリー「洗車方法ガイド」を最初から読み進めてきた方は飛ばしてしまって結構です。

1,環境チェック

詳細は車の洗車をする前に読むに書いてありますが、炎天下の直射日光が当たる場所、強風時は洗車同様に適していません。

2,塗装状態チェック

洗車で落ちる汚れは必ず落としておくようにしてください。カテゴリー「手洗い洗車」に鉄粉や虫の落とし方なども掲載しています。当バフ研磨工程で落とす汚れもあります。

3,車磨き用品の用意

バフ研磨に必要なポリッシャー、バフ、コンパウンド、その他の用品は揃っていますか?揃っていない場合は車磨き手順・用品を最初からお読みください。

■車磨き共通手順


1,マスキングの実施

当サイト車磨きの手順ではノンシリコンコンパウンドを使用して行っていきますので、コンパウンドを付着させたくない面や研磨してはいけない部分にマスキング処理を施します。

具体的な部分はゴムモールやフォグランプなどのカバー、ブラックアウト部分などの未塗装面、ヘッドランプ、ウィンカーなどのレンズ類です。

また凹凸の激しい部分は凸部分が集中的に磨かれてしまうことを避けるためにマスキング処理を施すこともあります。(例:ドアモールなど)

■荒れた塗装面の磨き手順


1,塗装ダメージの処理

ウォータースポット、イオンデポジット、樹液・虫・鳥糞シミなどは主にバフ研磨によって修正又は軽減させることができる可能性のある塗装ダメージです。

これらの塗装ダメージは通常のカーワックス、コーティングの下地処理を行う仕上げ磨きでは対応できず、効果が薄くなってしまいますので目を少し荒くしたバフやコンパウンドで磨きこんで落とします。

同様に洗車傷がひどい場合、劣化ワックスなどのシミがひどかったり塗装が曇りがひどい場合は肌調整用のバフとコンパウンドで全体を研磨します。

1-2,推奨コンパウンドとバフを用意

当サイトの工程は安全マージンを取ってあまり研磨能力の高いバフ研磨用品を推奨していません。かなり荒れた酷い塗装面には中目ウールバフ極細目コンパウンドを使用します。

淡色、ホワイトなどのボディーカラーの場合はコンパウンドの目を1段階落として細目コンパウンドを使用してもいいかと思います。

ポリッシャーは回転と研磨量をコントロールしやすいコンパクトツール電動ダブルアクションP150又は初めての方にマキタ電動ダブルアクションを推奨しています。

1-3,スポットバフ研磨の注意点

まずバフにコンパウンドを適量つけます。ボディーに垂らしても可です。たくさん付けすぎたりバフにコンパウンドをつけて空転させると周囲に飛散しますので注意してください。

部分的な研磨で気をつけたいのは削りすぎや焼きつきです。ポリッシャーはかなりパワーが有りますのでポリッシャーの動きを固定したり、目の荒いコンパウンドやバフで長時間研磨するとクリア塗装の決壊や塗装の透け、焼き付きが発生する原因となります。

このような現象が起きるとDIYでの修正は難しくなりますので十分注意してください。防止するためにもポリッシャー研磨部分の少なくとも周囲15~20cmを囲い込むようにして研磨し、動きを固定しないようにしましょう。

押し付ける力もバフスポンジが軽く潰れる程度で問題ありません。強く押し付けると超微粒子であってもバフ目が深く付いてしまったりすることがあり、きれいに仕上がりません。

またポリッシャーは全開ではなく回転を落としてコントロールしながら使用してください。※推奨しているダブルアクションタイプは研磨力が少なく滅多なことでは焼きつきは起こりません。調整が無い場合はON、OFFで調整。

1-4,全体的な洗車傷、くすみ取り

全体的に磨きこむ場合は1-2で推奨しているコンパウンドとバフで磨きこみますが、濃色車(特にソリッドブラック)はあまり目の荒いコンパウンドとバフを使用するとバフ目を消すのがかなり大変です。

よって濃色系に限っては極細目ウレタンバフ極細目コンパウンド の組み合わせくらいから試していくのが安全かと思います。

工程については仕上げ用バフ研磨工程と同様なのでそちらを参考に行い、仕上げ用のコンパウンドとバフでもう一回工程を繰り返すような形になります。

仕上げ工程を行わないとかなり磨き傷(バフ目)が残ってしまうはずです。

1-5,バフの汚れ具合で交換

荒れた塗装面を研磨すると洗車工程がキチンと完了していてもバフの汚れが早くなります。汚れたり目詰まりしたバフは早めに取り替えましょう。

バフカス(コンパウンドの削りカス)が発生したまま研磨を続けると磨き傷の原因となり、バフ研磨が終わった後バフ目が目立ってしまう可能性があります。
以上が上からバフ研磨の前の確認事項、バフ研磨、荒れた塗装・仕上げ共通項目、荒れた塗装のバフ研磨でした。

次は車磨き仕上げ手順です。カーワックス・コーティング前の下地処理になります。

バフ研磨に便利な用品

バフ研磨を効率的に行うための用品(マスキング、ネルクロスなど)。

バフ研磨による車磨きの手順で必要な主要用品をバフの種類と選び方コンパウンドの選び方ポリッシャーの種類、選び方で揃えたらほかに必要な小物を揃えます。

このページで挙げるものは何かと代用も効くものなので上で挙げた3つのバフ研磨用品のように必ず必要なものではありませんが、あると便利なもの、というよりか無いと不便なものなので揃えておきましょう。


■拭き取り用ネルクロス


コンパウンドで磨いた後には白く残りますので拭取り用のクロスが必要になります。乾いた布でも十分ともいえますがコンパウンドやワックス拭き取りクロスにはAUTO GLYM ハイテック・フィニッシング・クロスというマイクロファイバーのネルクロスがボディーにも優しく拭き取り性能が高いためオススメです。

ココは一つ味気ないタオルで拭き取らずワックスやコンパウンドを拭き取る専用のマイクロファイバー製ネルクロスを用意しましょう。タオルなどとは全くの別物です。

■マスキングテープ


黒いゴムの部分などに付くと落とすのが大変ですし白く残ってせっかくきれいに仕上げても見栄えが台無しになってしまいます。また作業中にウォッシャーノズルに付着するとつまりの原因になります。

このようなことを防ぐためにマスキングテープと呼ばれるものでゴム部分やウォッシャーノズルなどの付着させたくない部分にあらかじめ張っておくことによって付着を防ぎ作業性を向上させます。

ドアモールなどの凹凸部分はバフ研磨の時に集中して磨かれてしまい塗装透けなどが起きないようにあらかじめマスキングしておくという手法もあります。

マスキングテープの幅は12mmと24mmの2種類があればバフ研磨でのマスキングには十分かと思います。

■キャタツ

そこそこ車高の低い車でもバフがけするとなるとルーフ部分の作業は結構大変になってしまいます。ダメージを受けやすいルーフを手抜き研磨するワケにもいきません。

ポリッシャーはそこそこの重量がありますし、パワーもあります。無理な姿勢でバフがけを行ってポリッシャーが走ってしまったりすれば一大事です。

車をキレイにするつもりが板金屋さんに直行なんてことにならないようにしてください。洗車でも必要になりますのでほぼ必須ですね。


■コードリール


ドラムで巻いてある長距離延長コードのことをコードリールと言います。DIYでエアツールを使用する人は少ないでしょうから電動ポリッシャーを使うと仮定すれば必須です。

普通の物を買えば問題ありませんが、激安でコードが細いものは止めておきましょう。コードが加熱したりします。極端に短いものも使い物になりません。
以上で基本的に必要なバフ研磨工程での用品は一通り揃ったかと思います。(塗装ダメージや通常の洗車で落ちない汚れの対策用品などはカテゴリー「手洗い洗車」で公開しています。

次からはいよいよバフ研磨による車磨きの手順です。

バフの種類と選び方

バフ種類(ウール、スポンジ、ウレタンバフ)とコンパウンドの相性と選び方について。

バフ研磨による車磨きを行うにあたってのバフの選び方(バフ径、種類、目など)また使用上の注意やDIYのバフがけ研磨ではどのくらいの枚数が必要かなどを具体的に書いてみたいと思います。

■バフの種類(ウール・スポンジ・ウレタン)


1,ウールバフ

一般的にウールバフは洗車傷やウォータースポット、イオンデポジットなどの塗装ダメージがひどい場合の肌調整に使用されるバフで塗装切削能力に長けています。

ウールバフのなかでもさらに目の細かさが分けられていますが、中目と細目の2種類程度あればDIYのバフ研磨では十分でしょう。

ウールバフ(特に荒め)は切削能力が高いので合わせてコンパウンドの中でも切削能力の高い細めコンパウンドなどを使用するのが普通です。

特別塗装面が荒れていなければ使用の難しいウールバフはDIYでは用意しなくてもいいかもしれませんがいざという時に役に立ちます。

2,スポンジバフ

スポンジバフは接地面が柔らかく磨き傷が入りにくいため主に塗装面の仕上げ用やコーティング剤、ワックスの施工に使用するバフですが、ウールバフ同様に塗装面の状態によって荒さがあります。

ウールバフ同様に中目と細目の2種類もあれば十分な仕上げをできるはずです。細めスポンジバフは仕上げ用バフなので細目や超微粒子コンパウンドで研磨します。

荒めのスポンジバフに肌調整用のコンパウンドを使用して洗車傷などの比較的荒れた塗装面を整えるために使用することもできます。

コーティング剤ワックスの施工に使用する場合は仕上げ用の細目、又は施工専用のスポンジバフを使用することをお勧めいたします。

3,ウレタンバフ

スポンジバフに似ていますがウレタン素材を使用したバフで、適度な反発力があり曲線の研磨時などにフィッティングがよく使いやすいのが特徴です。

また同じ使い方であればスポンジバフよりも耐久力があります。ほかのバフ同様に荒さが選べますが主に仕上げ用の極細目があればいいかと思います。

ワックスやコーティング剤の施工にも適した素材のバフで、ウレタンバフはバフ研磨やコーティングにおいて使用した中で一番イージーな感じがしました。

■バフ径について


バフを用意するに当たって自分の持っているポリッシャー、又はコレから購入する予定のポリッシャー径に合わせたバフを用意する必要があります。

各メーカーによって異なりますので、すでにポリッシャーを持っている人は闇雲にバフを買うのではなくポリッシャーにあったバフを選ぶようにしましょう。

当サイトで推奨しているコンパクトツールのポリッシャーはバフ径150か185(mm)なのでそれにあったバフを選ぶことが必要になります。

マジックテープタイプなので他のメーカーでもマジックテープ対応バフなら取り付け可能です。ただしバフ外形よりも小さいバフはNGです。少し大きいくらいならば使用可能です。

■バフの用意と注意点


バフ研磨に使用するバフは中性洗剤で揉み洗いして乾かすことによって繰り返し使用することができますが、バフ研磨中は汚れたり、目が詰まってきたら付け替えますので同じ荒さのバフを3~5個くらい持っていたほうが作業効率が上がります。

バフがコンパウンドで目詰まりしても使用し続けるとバフカスでバフ目(磨き傷)がひどくなる原因になりますのでバフの交換は小まめに行いましょう。

※交換と言っても捨てるわけではなくスペアに付け替えて汚れたバフは洗ってから乾かし、再使用します(汚れるたびに捨てていたらお金が持ちませんよ)

バフが汚れてしまった場合も同様にすぐ取り替えてください。特に劣化ワックス、コーティングや洗車傷、イオンデポジット除去などの比較的目の荒いコンパウンドやバフを使用して磨きこむような作業の場合たくさんのバフを必要とします。

ボディー全体のバフがけを行うのなら少なくとも5~10枚程度のバフが必要になります。ただし複数の目のバフをコレだけ用意するとなるとかなりの負担です。

業務で使用するならばともかくDIYのバフがけではよほど本格的に作業する方以外は良く使う一部のバフだけ多めに持っておくのが経済的には有効です。

1,オススメのバフコンビネーション

中目ウールバフ×3。極細目ウレタンバフ×3。仕上げ用ウレタンバフ×3。リンク先はコンパクトツール電動ダブルアクションポリッシャーP150でも使用できるバフです。

実は私がDIY用として持っているバフはコレだけだったりします。必要だったら会社から借りてきたりもしてしまいますが、実際コレだけでDIYバフがけは十分です。(業務使用の際はこの約2倍使用します)

中目ウールは状態がひどい場合に細目又は極細目のコンパウンドで研磨する時に使用し、ウレタンは仕上げ研磨用で極細目、又は超微粒子コンパウンドと使用します。

さらに仕上げ用・極細目ウレタンバフはコーティング剤を塗りこむ時にも使っていますのでたくさん持っているわけです。

2,バフ使用上の注意点

私が書いているバフ研磨は荒さの異なるコンパウンドを使用して段階的に仕上げる手法です。したがってバフはコンパウンドの種類によって使用を限定してください。

どういうことかといいますと「細目コンパウンドで使ったバフは使えなくなるまで細目コンパウンド専用バフで使用してください。」ということです。

キレイに洗浄したとしてもコレは守ってください。徹底しないと思ったような仕上がりが得られない原因となります。

私がウレタンバフを6枚も持っている理由はまず一回バフがけで肌調整して慣らしているので荒いコンパウンドやバフは使用しないで[ウレタンバフ+超微粒子コンパウンド]をメインで使用しているというのが一つ。

もう一つは超微粒子で仕上げ用とコーティング用で分けてそれぞれ必要枚数を持っており、上で説明しているように使用用途を限定しているためです。

3,推奨バフについて

当ページでは特別なバフを推奨していません。というのも紹介できるような多彩な種類はネット上には無く、紹介しにくいというのもあります。

数少ないバフをネット販売をしているショップと言えばネットショップ明豊アクアウィングくらいでしょうか。このあたりのショップなら手持ちのポリッシャーに適合するバフも有るかもしれません

バフ径にあったバフであれば特殊パッド装着機種以外はメーカーを問わず装着可能なはずです。

ただしコンパウンド同様に目の細かさで段階的に仕上げていく工程なのでバフの使用メーカーを統一することは忘れずにお願いいたします。

コンパウンドの種類と選び方

コンパウンドの選び方と塗装状態による使い分け、バフとの相性について。

手作業でもポリッシャーによるバフ研磨でも車磨きにおいてコンパウンド選びは絶対に間違ってはいけない重要な項目です。塗装状態やカラーにあったコンパウンドを選んでください。

当サイト内では使用コンパウンドの表現と目を統一させるために3Mのノンシリコンコンパウンドを参考にコンパウンドの説明を進めていきます。

■コンパウンドの選び方


荒め、中目コンパウンド

よほど塗装面が荒れていないかぎり使用することはありません。このレベルだと研磨というか塗装補修に近い感覚で磨き傷を消すのも一苦労です。

高回転、高トルクのシングルアクションポリッシャーでこの荒さのコンパウンドを使用するときは過度の研磨に十分注意して慎重に研磨する必要があります。

危険なので私も行いませんし、基本的に当サイトの工程では使用しません。

細目コンパウンド

荒れた塗装面の肌調整に使用します。例えば洗車傷がひどい場合やウォータースポット、イオンデポジット、樹液、鳥糞のシミなどの塗装ダメージの対策研磨もこの荒さから行います。

基本的に中目程度のウールバフで研磨するのが好ましいのですが濃色系(特にソリッドブラック)はバフ目を消すのが大変になる恐れがありますので細目バフを使用することを推奨します。

説明の参考コンパウンドは3M コンパウンド カット1-Lです。

極細目コンパウンド

淡色、白系の仕上げ用に使用するコンパウンドでウールバフの細目又はスポンジバフ、ウレタンバフの細めでバフがけ研磨を行います。

濃色系はバフ目が目立ちやすく消すのが困難なので、塗装ダメージ等の対応も少々時間をかけて極細目から細目バフを使用して時間をかけて研磨するというのも慎重で失敗の無い策かと思います。

ソリッドブラックのようなシビアな濃色カラーでなければ(例えばグレー、ガンメタ)仕上げ用のコンパウンドとしても使えるくらいの艶は出ます。

説明の参考コンパウンドは3M コンパウンド ハード1Lです。

超微粒子コンパウンド

各カラーの仕上げ用のコンパウンドで通常ウールバフでは使用せずスポンジバフ、ウレタンバフの各細目のバフを使用します。

ソリッドカラーの濃色車でもバフ目が目立ちにくい目の細かさで艶のよい仕上がりになるのが特徴です。もちろん淡色系のカラーの極上仕上げにも使用できます。

説明の参考コンパウンドは3M コンパウンド ハード2-L

ダークカラー用超微粒子コンパウンド

ダークカラー専用にさらにバフ目を目立ちにくくした微細粒子のコンパウンドで、究極の仕上がりを目指す方、またはソリッドブラックなどでどうしてもバフ目が目立ってしまう場合の専用仕上げコンパウンドです。

説明の参考コンパウンドは3M コンパウンド2-L ダークです。

■推奨の3Mコンパウンドについて


私は基本的に使用コンパウンドを3Mシリーズに固定させていただいています。決してひいきして使用しているわけではなく理由はいくつかあります。

1,自分が使用した実績がある

何より自分が使用した実績があるため解説がしやすいという理由でコンパウンドの種類は3Mで固定させていただいています。

ディーラー時代の簡易補修や現在の職場のボディーケアでも同様に3Mのコンパウンドを使用しており、多くのプロの方も使用しているコンパウンドです。

2,ノンシリコンコンパウンド

バフ研磨を行う理由は下地を整える、劣化ワックスやコーティングの除去、劣化塗装膜の除去、塗装被膜の付着異物の除去があります。

コンパウンドの種類によっては研磨と共に艶を出す目的でワックス分を含んでいる場合があります。ワックス、コーティングの下地作りのためのバフがけを目的としている当工程では後の施工の妨げになるためノンシリコン=ワックスレスを推奨しています。

3,研磨効率が良い

3Mのコンパウンドは粒子硬度が高いため切削能力が高く、バフ研磨の効率がいいためです。(超微粒子は高い切削能力を必要としないためそうでもないようですが)

またバフとのからみも良く、使用しやすいのも推奨理由の一つです。

4,段階的にそろっているため

同メーカーのコンパウンドで段階的にバフ研磨を行わないと、指定する目の細かさがそれぞれ異なるため思ったように仕上がらないためです。

例えば極端な話A社の極細めで研磨してB社の超微粒子で仕上げ研磨したら仕上げに使用したB社のコンパウンドの方が目が粗かったといった具合になりかねません。

ポリッシャーの種類、選び方

車磨きに必須。ポリッシャーの種類、性能によるポリッシャーの選び方について。

車磨きをバフ研磨で行うにあたってはまず、ポリッシャーが無ければ始まりません。ポリッシャーはただ回ればいいというものではなく仕上がりに大きく関わってくる重要なツールです。

例えば自分の技量に合わないポリッシャーを選んでしまえば、磨き傷(バフ目)のギラツキなどを無駄に誘発してしまう可能性もあります。

ポリッシャーの種類とそれぞれの特性を知って、自分の技量や求めているものによってポリッシャーを選ぶことをオススメします。

■ポリッシャーの種類と選び方


まずはバフ研磨の主要用品であるポリッシャーについてです。ダブルアクションポリッシャーシングルアクションポリッシャーなどの違いを説明しつつ紹介します。

1,ダブルアクションポリッシャー

回転運動に加えて同時に上下運動(振動)を加え、2つの運動を融合させることによって単純な回転運動ではなく複合回転運動をします。

このためバフ目がつきにくく私のような素人でも扱いやすく技術が無くてもそこそこの仕上がりになるのがダブルアクションポリッシャーの利点です。

塗装面の切削能力としてはシングルアクションポリッシャーに劣りますが、素人の私には削りすぎや焼きつきに神経質にならず研磨できるのでちょうどいいと思います。

またダブルアクションポリッシャーには電動式、エア式がありますがエア式の場合はエアコンプレッサーが必要なのでDIYでは一般的ではありません。

一方電動ダブルアクションは家庭用のコンセントがあればどこでも使用できるイージーさからDIYをはじめプロの業務用にも多く使用されています。

電動式の特性としてはエアタイプに比べると駆動トルクが強く、力を入れて研磨しても回転の落ち込みが少ないためコントロールしやすいのが特徴です。

中でもコンパクトツールのダブルアクションポリッシャーは仕事で使用している方も多いのではないでしょうか?私の会社でも自前のDIY用のポリッシャーもコンパクトツール製のコンパクトツール電動ダブルアクションポリッシャーP150を使用しています。

バフ径の大きいP185も同種でありますが、150の方が使いやすく、適用できるバフも多いかと思いますので150の方がオススメです。

追記:コンパクトツール製品は非常にいいのですが値段が・・・という方にはマキタ電動ダブルアクションが値段的にも性能的にも手ごろでオススメです。消費電力も220wなので300W以上のインバーターがあれば車の電源を使用してポリッシャーを使用することも可能です(バッテリー上がりに注意!)

2,シングルアクションポリッシャー

単純に回転をするポリッシャーで一般的にカーポリッシャーとして売られているもののほとんどがシングルアクションポリッシャーになります。

研磨能力としてはもっとも高く、洗車傷のひどい塗装面や荒れている塗装面の修正にはもっとも適したポリッシャーです。

トルクの高い業務用のシングルアクションポリッシャーは同じ場所を磨き続けるとコンパウンドが塗装に焼きついてしまうなどの心配もあり、技術力がもろに出てしまう難しさもあります。

またコレも技術が出てしまう部分なのですが単純な回転であるがためバフ目(磨き痕)がもっとも目立ってしまうポリッシャーでもあります。(技法によって低減はできるようです)

実際に使用した感じとしてはやはり抜群の切削能力が極立ちました。バフ目の目立ちにくいソリッドカラーのホワイトは淡色系シルバーならシングルで一気に磨きこんでしまえば作業性は高いように感じます。

しかしながら慣れるまでは回転トルクの強さにポリッシャーが走ってしまうような扱いにくさもあり、技法も必要とされるのでやはり玄人向けという印象です。

シングルアクションポリッシャーもコンパクトツールのシングルがオススメできるかと思います。(あまり径が大きいものや回転トルクが大きいものは避けた方が無難だと思います)

3,リバースアクションポリッシャー

非回転式ポリッシャーの一種で回転運動をしないためバフ研磨時に必ず残ってしまうバフ目(回転傷)をつけません。正逆回転を繰り返す往復運動で研磨を行うようです。

バフ目がつかない(つきにくい)のは最大の利点ですが、塗装切削(平にならす)能力はシングルアクションポリッシャーにかなり劣ってしまうようです。

需要が少ないのか、価格が高いのかどちらか解りませんが一般の市場で見つけることはできませんでした。

残念ながら自分でも使用をしたことはありませんので使用についてのアドバイスも差し控えさせていただきます。
以上が私がアドバイスできる限りのポリッシャーについての知識です。自分の求めているポリッシャーがどういうものか、少しでも参考になればと思います。

車磨きの前に読む

車磨きで得られる効果やバフ研磨を行う前の注意点や環境などについて。

■車磨きの効果と意味


洗車後にいきなりカーワックスやコーティングの施工を行ってもその効果は本来の3割、良くて半分程度でしょう(新車なら話は別ですが)なぜなら自動車のボディーは常に大気中の排気ガス、酸性雨などの有害物質などにさらされ劣化しつづけており問題は汚れだけにとどまらないからです。

このことから汚れや劣化塗装皮膜の上からコーティングしてしまったりすることを防ぎ本来の効果を100%引き出すのがバフ研磨による下地作りと言えます。

当サイトの車磨きはバフ研磨によって行われますので参考にして下さい。

■バフ研磨で下地を作る前の状態


バフ研磨による車磨きを行う目的としてワックス・コーティングを行う前の下地処理、洗車傷消し、落ちない汚れやシミを消すためなどの目的があるでしょうが、バフ研磨はかける環境を間違えると塗装面に取り返しのつかないダメージを与えることになります。

1,車磨きを行う環境

バフ研磨をかける前には車の洗車をする前に読むに書いてある環境に準じた、強風の日、直射日光下、ボディーの熱い時以外の環境下で行ってください。

2,車磨きを行う前の塗装コンディション

車のボディーが汚れている状態でバフ研磨を行ったりすれば、たちまち汚れを巻き込んで研磨してしまうため傷だらけになってしまいます。

まずは洗車工程が終わった後を条件とします。少しでも泥汚れなどが残っていてバフに巻き込んでしまえば泥の粒子をボディー全体に擦り付けてしまうことになるため洗車工程での洗い残しはシビアにみないといけません。

部分的に研磨を行いたい場合もバフ研磨を行う範囲は汚れの付着は同様に厳禁です。

さらに鉄粉やこびりついた虫、鳥糞、タール、ピッチなども研磨以外で落ちるものに関してはできるだけ落としておくことが必要です。

以下のリンク先から各汚れに対する対応方法を見ることができますが基本的にサブカテゴリー「手洗い洗車」の方法に基づいて洗車をしていれば問題ありません。

鉄粉の除去方法と対策樹液と車塗装のダメージ鳥の糞害と車塗装ダメージこびりついた虫除去方法花粉と塗装ダメージ

研磨中にバフ交換は何度か行いますが、鉄粉や虫の甲殻などがはがれてバフに付着した状態での研磨は傷の原因となり好ましくありません。
以上のバフ研磨についての条件を守って車磨きを始めましょう。

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