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ウィッシュ・アイシスなど9車種がリコール


現役整備士としてリコールの内容から判断する予測発生不具合や不具合発生原因などを含めた最新リコール情報です。

■ウィッシュ・アイシス。カローラ系・・・リコール内容について

5/31にトヨタからリコールの発表があったようです。車種はウィッシュ・アイシス・カローラ・カローラフィルダー、カローラスパシオ・ランクス・アレックス・ラクティス・プリウスなどの計9車種。

リコールの不具合発生箇所

ステイリングギアにハンドル操舵力を入力するインタミディエイトシャフト及び角変動連結部分のスライディングヨークです。簡単に捕らえていただくならばハンドルを回したときに一緒に回ってタイヤを左右に動かすギアに繋がっているシャフトに不具合があったということです。

メーカー発表の予測故障内容及び不具合

強い力が繰り返し作用した場合に連結部分が緩んだり、亀裂が入りそのまま使用し続けると最悪の場合はかじ取り操作が出来なくなる恐れがある。要は最悪の場合ハンドルが聞かなくなって大事故を誘発する可能性もあるということです。

メーカー発表のリコール部位の原因

強度不足によるもの。(状況として「低速時にハンドルを強く一杯に切ったり、走行中縁石にタイヤを接触させる等、当該部品に過大な力が繰り返し作用すると」という言葉が付け加えられている。)

管理人が考えるもう少し突っ込んだリコールの原因

メーカーが発表している強度不足、不具合の予見は潔いというか、まさにズバリといったところでいいと思います。ただなぜ強度不足になってしまったかという所に関して少し突っ込んでみたいと思います。

今回リコールが発生した車種は電動パワーステアリング装着車です。電動パワーステアリングは従来の油圧式パワーステアリングに比べて必要な時だけ操舵力をアシストできるため効率がよく、燃費が重要視される現在では主流となりつつある装備の一つです。

リコールに該当する電動パワーステアリング車は全てコラム(ハンドルのすぐ奥にあたる部分)側モーターによる電動アシストシステムを利用しています。

よってギアボックスに入力される時にはすでにアシストされた強い操舵力が加わった状態になっているわけで、当然入力シャフトであるインタミディエイトシャフト及びスライディングヨークにもパワーステアリング車よりも強い力がかかっています。

それに加えメーカーの発表にもあるように「低速時にハンドルを強く一杯に切る」、「走行中縁石にタイヤを接触させる等」、「当該部品に過大な力が繰り返し作用」というような外部からの力が加わるとなおさら負荷が集中しやすかったのだと思われます。

※油圧であればエンジンの回転を利用しベルトを介して回転するベーンポンプの油圧を切り替えることによって左右の操舵力に変換しています。



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