スライドドア異音原因

(電動)スライドドア開閉時のゴロゴロ、シュルシュル異音の原因。

車の異音でもミニバン、ワゴンの普及で急増傾向にあるのがスライドドア異音です。特にスライドドアを開けるとき閉めるときの「ゴロゴロ」「シュルシュル」異音は多くなってきていますので原因をいくつか挙げてみたいと思います。

■スライドドア異音の傾向


スライドドアは荷重を支えながら抜け出しを防止してスムーズにレールオンして開閉できなければならないためアッパーローラー(上)センターローラー(中央)ロアローラー(下)の3点で支えられる構成になっています。

それぞれの役目は少しずつ異なりますがいずれが不良になっても異音が発生してしまいます。

スライドドア異音で多いのがゴロゴロ、ガラガラ音などのローラーに関する不具合による異音で、その次に駆動ワイヤー関係のシュルシュル・キュルキュル音などの異音です。

■スライドドア開閉時異音の原因


1,スライドドア重量

スライドドア関係の異音はスライドドアが流行り始めた当初から各自動車メーカーとも異音の発生に頭を抱えており、ユーザーの皆様も感じたことがあるのではないでしょうか?

原因の一つとしてスライドドアの重量が重いということと、スライドさせるために転がり抵抗の小さいローラーを使用しなければならないという悪い条件があるためです。

さらにローラー部には砂埃などが侵入しやすい場所になってしまうためローラーの表面が傷つきやすかったりスムーズな転がりを実現させているベアリングを損傷させてしまったりするため重量が重いという条件に悪条件が重なっています。

また最近では常識となってきているパワーアシスト、電動スライド、パワースライドドアなど各社呼び名は異なりますが自動開閉のスライドドアも更なる重量増加を助長してしまっています。

2,電動スライドドアの駆動ワイヤーからの異音

電動スライドドアは構造上重量が増加することは上に書いた通りですが電動スライドドアから異音が出るもう一つの原因は駆動モーターとワイヤーを使用している点にあります。

モーターが駆動時に発生させている音は正常に開閉するのなら問題ありませんがワイヤーは異音が出やすい部品の一つです。

スライドドアを駆動させるだけの力が掛かりますのでワイヤーが引っ張られている途中などで抵抗の大きい部分が出ればキュルキュル、シュルシュルという異音が発生します。

またワイヤーは外部の埃なども付着しますので巻取りを繰り返しているうちに、ある部分に埃が溜まってしまったりするのも異音発生の一因となっています。

3,電動スライドドアケーブル異音

電動スライドドア開閉時の異音原因はもう一点、電源ハーネスの存在です。電源ハーネスは複数の線が束になっており被服に包まれてケーブルのようになっています。

このケーブルはスライドドア開閉時にたるみが出て引っ掛かりなどのトラブルを起こさないように巻き取り機構がついています。ちょうどシートベルトのような感じです。

このケーブルが引っ張られてケーブルがドア内から出てくる時、収納されていく時に擦れる位置が悪いとシュルシュル音の原因となります。

4,使用環境(砂、泥、砂利、塩害)

工事現場で車を使用する事が多かったり、アウトドアに出かけることが多かったりする理由からスライドドアレールに砂、砂利、泥などが進入する機会が多ければそれだけローラーなどを痛める可能性が高くなるので異音発生リスクは大きくなります。

また海の近くに住んでいる場合なども塩害によるサビによって異音発生しやすい環境になっています。(塩害は車全体に関わる問題です)

したがって冬季の高速道路で凍結防止剤を巻き上げて走行する機会が多い場合も塩害と似たような症状(実際に塩害なのですが)が出ます。

■そのほかのスライドドア異音


以上がスライドドアを開けるとき閉める時の発生する異音の主原因ですが他にも建付けやロック部分の不良によって発生する閉める瞬間の異音なども存在しますがスライドドアの建付け調性は1人でDIY整備するには厳しい内容です。

板金後やドア修理後に異音が出るようになったなら速やかに申し出て建付けの確認などをしてもらいましょう。

建付けが原因でローラーに過負荷がかかって異音発生という2次災害的な故障が起きる可能性も少なからずあります。

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