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ボディーのきしみ音対策

旋回時や不整路走行時の車のボディーきしみ音の解消、修理方法について。

車の異音の中でもっとも経験が必要で時間のかかる修理です。また修理マニュアルなどが存在しないので修理方法の一つとして参考にして下さい。

■ボディーきしみ音解消、修理方法


1,発生箇所を絞り込む

これが容易なら苦労はしません。発生箇所を絞り込むためにはきしみ音を再現させる感覚をつかみ、運転手と異音を確認する最低2人で発生箇所の特定をする。

きしみ音が発生しやすいのはスポット溶接で鋼板を張り合わせて強度を出しているピラーやルーフトップリーンホースです。

ピラーとは各窓の間にある柱がそれに当たります。前からAピラー、Bピラー、Cピラーなどと呼ばれます。右折時に視界の妨げになる憎いやつがAピラーに当たります。運転席、助手席のシートベルトがついているのがBピラーですね。

ルーフトップリーンホースは車両に対して横に走っている天井の骨組みですが、内装(ルーフヘッドライニング)に覆われているため見えません。

2,異音発生箇所付近をこじる

荒療治なんですが実際にきしみ音を修理する時は、ピラーについているウェザーストリップ(ゴム枠)を外して鋼板の合わせ面にドライバーなどを差し込んでこじって当たりを変えます。

自分の愛車に行うには勇気のいる荒療治ですがスポット溶接のはがれなどの目で見た不良箇所がなければこの手法が簡易的で有効です。

※ウェザーストリップは内装などがかぶっていなければ引っ張って簡単に取れます。

3,浸透性の高い潤滑油をさす

異音が出ている付近をこじるだけでも治る場合がありますが次の手はこじった隙間に浸透潤滑油を給油します。

グリスではなく浸透性の高い浸透潤滑油を使用すると効果的です。クレ556などはなじみの深い浸透潤滑油でしょうが、ニオイが気になる方はワコーズのラスペネRP-Lがオススメです。

ラスペネRP-Lは無臭で逆さでも使用できる噴射形式で場所を選びません。さらに水置換性で強力な防錆効果と耐久性を持ったワンランク上の噴霧式浸透潤滑油です。

直噴式でフッ素配合のラスペネRC-Pは若干のニオイはありますがもっともマルチに使用できて効果の高い潤滑浸透油です。

給油の際の注意点は、ルーフ付近に使用する場合は潤滑油がたれてルーフ内装に付着しないように十分注意してください。

ルーフ内装はほとんどが一体形成なので交換すると工賃も部品も高額です。

4,発泡ウレタン注入

コレは最終手段ですが異音修理以外でも自動車の静粛性を上げるためにフレームの空洞部に注入されている場合も有ります。

一般の方にはなじみがないかと思いますが、スプレーや専用のガンを使ってピラーなどの空洞部に発泡ウレタンフォームを注入し異音を解消する手段です。

発泡ウレタンフォーム の注入方法は内装を外すとピラーなどには必ず(ボルトやクリップが刺さるための)穴が数箇所あいていますので注入する穴以外はガムテープなどで完全にふさいで充填します。

完全硬化する前に内装を組んでしまうと硬化スピードに影響が出ますが構いません。ただし換気は数日間気をつけて行った方がいいと思います。

ウレタンフォーム注入はお金も時間もかかりますし難易度も高いのですが、異音解消以外にも車の静粛性が上がるなどの効果も期待できる一石二鳥の修理方法ともいえます。

5,車体剛性強化

スポーツカーなどではたまに見かけますがロールバーやピラーバーを組むことによってシャシ剛性をアップさせるか、スポット溶接がはがれている場合は溶接で強化する物理的な強化手法です。

ミニバンなどでもパーツが出ており、比較的容易に取り付けができてなおかつボディーのねじれ剛性に効果があるのはピラーバーになるでしょう。

気になる方は、高額なパーツでもないので探してみると自分の車専用のピラーバーが見つかるかもしれません。

溶接に関してはDIYで行うのは車両火災などのリスクを伴うので板金屋さんに依頼してしまうことを強くオススメします。僕自身溶接はできますが簡易溶接以外は依頼しています。

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