This page:自動車の趣味超越log TOP > 車の異音・振動 > 下回り、足回り異音 > ステアリングラック異音

ステアリングラック異音

ハンドルを切り返したときに金属音のような異音を発生させるステアリングラック異音について。

車庫入れの時などに比較的大きくハンドルを切り返したときなどに「カコ」「ガキ」という異音が発生する場合はステアリングラック内の異音が考えられます。

■ステアリングラックとは


パワーステアリング装置の重要部品で回転というハンドル操作をタイヤの向きを変えるという動きに変換している装置でラック、ピニオン、パワーピストンなどで構成されています。

電動パワーステアリングは内部構造こそ異なりますがハンドルの回転をタイヤの向きを変えるという動きに変換される点では同様の機構といえます。

■ステアリングラック異音の原因


1,ボールジョイントのガタ

ステアリングラックはタイヤの向きを変える役割というところから様々な方向に可動しなければいけません。そのためにラックエンド(ラック先端)などにボールジョイントを用いて様々な可動方向に対応しています。

多走行、過負荷などによってガタが発生することがありますが実際に異音が出ているボールジョイントを特定するのは骨が折れる作業です(ラック全体に音が響くため)

2,ラック、ピニオンのガタ

ラックとピニオンが噛みあう部分でガタが大きいとハンドルの切りはじめや切り返し時に異音が発生することがあります。これも主な原因は走行過多による消耗などです。

3,タイヤ側面からのダメージ

1,2のようなガタが発生する原因として走行が多いことによる消耗を主原因として挙げていますが、ボールジョイントの特性上可動範囲外に持っていかれるような力が掛かると簡単に損傷してしまいます。

つまりタイヤ側面からの大きな衝撃などを受けると損傷によりガタが発生するようなことも少なくないということです。

ステアリングラック異音の対策


1,ステアリングへ装置への過負荷を低減

ステアリング装置への負荷とは足回り関係では再三書いていますが過積載などが挙げられます。車種にもよりますがステアリングを切りながらの急ブレーキで損傷する車種も存在しますのでレースなどでも車両特性を知っておくことが重要です。(この場合特性というか欠陥ですが)

2,ステアリングラック修理、交換

残念ながらステアリングラックからの異音を修理するとなれば、ボールジョイント部、ラック、ピニオン部どちらにしてもASSY(構成部品丸ごと)交換になると思います。

なぜならば分解交換する金額とASSY交換の金額がさほど変わらない、またはどの部分から出ているのか異音の発生部位が絞り込めないなどの技術的な問題もからんでくるからです。

実費交換の場合出費を避けるためにリビルト部品と呼ばれる修理中古部品をディーラーで探してもらうか自分で購入して持ち込むなどすれば半分くらいの金額に抑えることが可能なので是非活用してみてください。

■ステアリングラック異音の類似異音について


類似異音としてスタビライザーブシュの異音とステアリングシャフトリンク系の異音があります。

スタビライザーブシュの異音はハンドルを切ってある程度よじれが出てから異音が発生しますが、ステアリングラック異音は切り替えした瞬間や切り初めなど比較的動作初期で発生します。

ステアリングシャフト系の異音はシャフトのリンク角度が変動するときに出る異音ですので、判断つき難いのですがリンク部分を見ながらハンドルを回して異音の出るタイミングとあっていればリンク系と判断できます。

%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%BC%EF%BC%92%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E8%B6%A3%E5%91%B3%E7%94%A8.jpg

cms agent template0035/0036 ver1.005