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タイミングチェーン異音

エンジン始動時「ガラガラ」金属異音の原因となるタイミングチェーンの異音について。

■タイミングチェーンとは


タイミングベルトなら聞きなれた名前でしょうがタイミングチェーンとは機能的にはタイミングベルトと同じでエンジンの出力軸(クランクシャフト)とカムシャフトに架かっているベルトで名前のとおり吸排気バルブの開閉とピストンの位置のタイミングを合わせてカムシャフトを駆動させる役割を持っています。

タイミングベルトとの相違点は金属製のチェーンでできていることで、これによりタイミングベルトが10万キロ交換なのに対して基本的には交換不用になっている場合がほとんどです。

■タイミングチェーンの異音の原因


タイミングチェーンは金属でできているためベルトタイプより音が発生しやすく様々な工夫がされています。現在はサイレントチェーンと呼ばれる静音性に優れたチェーンなどが使用されていますがそれでもエンジンオイルによる潤滑が不可欠です。

チェーンによる駆動は金属の歯車とチェーンが噛みあい動力を伝えるためエンジンのシリンダーとピストンの潤滑に比べてかなり過酷な潤滑状態です。

1,エンジンオイルメンテナンス不良

上に挙げたような作動をしているため異音を発生させる原因の一つとしてオイルメンテナンスを怠るとタイミングチェーンの潤滑状態が悪くなり異音を発生させることがあります。

2,テンショナーの構造・特性

タイミングチェーンは金属でできているため張りを与えるときにベルトのように機械的に張りを一定に固定すると力がかかり過ぎてしまったりするためにベルトの張りを状態によって可変させる必要があります。

そのため油圧テンショナーを使用している場合はエンジンをかけて油圧が上昇するまでの間ベルトの張りが極端に弱くなりチェーンガイドやチェーンカバーに接触して異音を発生させる原因になります。

よってエンジンオイルメンテナンス不良によってテンショナーへの油路が詰まったり可変テンショナーが固着するとエンジン始動時にかなりのガラガラ音が出ることがあります。

■タイミングチェーン異音を防ぐ


1,エンジンオイルの適正なメンテナンス

エンジンオイルの影響を受けやすいためメンテナンス不良は後々の車の状態に響いています。最低でもメーカーの定めるエンジンオイル交換時期か当サイトのエンジンオイルのメンテナンスを参考にして下さい。

2,暖気時間の適正化

エンジンもタイミングチェーンもエンジンのかけ始めはエンジンオイルが下に下がったドライスタートの状態で油圧が上昇してオイルが各部分に供給されるまでの数秒の間は潤滑不良状態です。

よってエンジンをかけてすぐに走り出したり、エンジンを吹かしたりする行為はその場では故障しなくともダメージを少しずつ蓄積していくことになりますので適正時間暖機する事によって異音を防止することができます。

■タイミングチェーンの異音を治す


タイミングチェーンからの異音は一度発生すれば分解整備を行ってタイミングチェーンまたはテンショナーを交換する以外は異音を治す手段はありません。一番確実な手段でしょう。

ただしオイルメンテナンス不良による潤滑不良で異音が発生している場合はオイル添加剤によって低減させることができる可能性が残っています。ただし金属表面強化改質系や強化被膜形成型などの高性能オイル添加剤以外では効果が低い可能性がありますのでオイル添加剤完全マニュアルを参考にしてください。

■ワンポイント


このような重要なメカニカル部分が故障する原因の一つとして部品の不良やシステムそのものの不良も少なからず考えられます。自費で修理するには高額な内容になってしまいますので保障期間内であれば販売店に相談してみましょう。

ただしメンテナンス不良に起因すると判断された場合は保証は適応されませんのでメンテナンスには十分気を配るように心がけてください。

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